環境省の令和4年度実証事業で用いられたeキャンター・センサーコレクト。当時デビューしたばかりの新型eキャンターをベースに、自動追尾運転システムをはじめとした先進技術を満載する。エアロダイナミクスを感じさせるエクステリアも先進性がある
eキャンター・センサーコレクトの実証試験のうち、走行に関する検証事項の一覧。出典:環境省「令和4年度デジタル技術の活用等による脱炭素型資源循環システム創生実証事業」委託業務報告書
eキャンター・センサーコレクトの実証試験のうち、収集したごみの積込作業に関する検証事項の一覧。当初のプロトタイプにはなかった機能で、ワンマンオペレーションでの労力軽減や安全性向上が図られている。出典:環境省「令和4年度デジタル技術の活用等による脱炭素型資源循環システム創生実証事業」委託業務報告書
2024年5月に開催されたジャパントラックショーの主催者特別講演では、三菱ふそうの木下正昭マネージャーが「自動運転トラックの現状と課題」を発表。ダイムラーグループでの開発状況とともに、eキャンター・センサーコレクトを用いた実証事業についても紹介した
最新のeキャンターをベースとしたセンサーコレクトと、50年前の1973年にデビューした2代目キャンター(T90型)
2020年にメディア公開されたeキャンター・センサーコレクトのプロトタイプ車は、初代eキャンターベースだった。ワイドキャブ・ロングボディ一択だったので、標準キャブの実証試験車よりもサイズが大きかった
2020年のメディア公開で披露された自動追尾運転の実演。ドライバー兼作業者役の開発スタッフが、左腕に装着したリモートHMIを操作してセンサーコレクトの自動追尾をスタートさせた様子
無人での追尾走行は、前進はもちろんバック走行も可能。なお、当初は周囲を監視するセンサーの一つにLiDARを用いていたが、のちに光学カメラの撮像から物体を判別する画像認識方式へと変更したという