3月17日夕方、ようやく海江田経済産業大臣から「ガソリン・軽油等の緊急の供給確保と輸送力強化の抜本対策」が発表されました。トラック業界からは、すでに3月14日の朝の時点で要望を出していたのに、あまりにも遅きに失したことは明らかですが、その4本柱の対策の概要をまとめましたのでお伝えします。 (キャップ)
タンクローリーを抜本的に追加投入(300台増)
現在、東北地方でガソリン等の供給に携わるローリは、約1100台。
このうち油槽所からSSにガソリン等を供給するローリは、約400台です。
被災地の域内供給の最大のボトルネックは、特にこの油槽所からSSにガソリン等を供給するローリの不足です。このため石油各社に新たに関西圏等の域外からローリを大幅に追加投入(300台追加)するよう要請し、700台の供給体制を確保しました。
西日本の製油所からのガソリン等の東北地方への大量転送
西日本の製油所の稼働率をアップ(各製油所とも95%以上の稼働率の達成を目標)すると共に、輸出の抑制や需要を抑制することで、約2万キロリットル/日のガソリン等を東北地方に転送します。さらに北海道の2製油所からの供給を加え、震災前の東北地方の需要量に相当する約3.8万キロリットル/日のガソリン等の供給を確保します。特に大量輸送に適した鉄道による輸送ルートでの輸送を図ります。
太平洋側の油槽所(塩竃油槽所)の早期の機能回復
震災により停止した塩竃油槽所は、東北地方域内へのガソリン等の主要拠点であり、早期の機能回復が必要です。3月16日、出光・塩竃油槽所が在庫出荷を開始。今後、タンカーが着桟可能となるよう、早期の近隣海域の掃海・海上保安庁による検査を行ないます。
拠点SSの指定と重点供給
以下の観点から、被災地域において特に重要な拠点SSを指定し、重点的にガソリン等を供給します。。
・消防、警察等の緊急車両の重要供給地点。
・救援物資等の物流維持のために重要な供給地点。
・避難者の生活・生活者支援のために特に重要な供給地点。
なお灯油供給対策として、ドラム缶による大量陸送を図ります。