「フルロード」も自動車雑誌であるから、やはり新型車の試乗レポートは呼びもの記事の一番手。今回も、プロフィア、レンジャー、ファイター、キャンターのポスト新長期規制対応の新型車4台、車種でいうと計8車種に試乗し、写真を多用したビジュアルなフルロードインプレッションをお届けしています。
ただ簡単そうに言っていますが、新型トラックの試乗というのは、実は大変なんです。まず、試乗の機会が極めて限られているんですね。ご承知のようにトラックのモデルチェンジは10年以上のスパンで行なわれることが一般的ですから、そもそも新型車の登場する機会が少ないということがまずあげられます。
また新型車が出ても、乗用車のように広報車が用意されるなんてことはまずありません。実際、広報活動が際立つ三菱ふそう以外、日本のトラックメーカーには、メディアに新型車に乗ってもらい評価してもらおうという積極姿勢が見られず、試乗したいのに試乗車が無いという状態が続いています。過去にはキャップは、レンタカーを借りて試乗したり、ディーラーに頼み込んでデモ車に乗せてもらったりして、試乗インプレッションを成立させたこともありますが、あまりメーカーばかりを責めるわけにはいきません。
「新型車の記事を書きました、だから広告下さい」という業界誌、あるいはトラックというと運転手に扮したニッカボッカ姿のレポーターが登場してオチャラケの記事を書く一般自動車雑誌、こういった媒体がどれだけ新型車の実力を評価できるか、確かに疑問ですよね。本誌「フルロード」創刊の狙いとも一脈通じるところがありますが、新型トラックをきちんと評価する媒体がなかったことも、これまでメーカーが試乗に対して積極的にならなかった一因かもしれません。
しかし、もうそんな時代は終わりにしましょう。少なくとも「フルロード」はガンガン試乗し、きちんと評価するつもりなので、メーカーの広報さんには是非その機会を積極的に用意して欲しい、そんなことを思っています。
「フルロード」第3号では、トラックの技術評価にかけては右に出るものはいない多賀まりお氏が、小型トラックから大型トラックまで縦横無尽に乗りまくったフルロードインプレッションが満喫できるはず。ご期待ください。