平ボディの復権

平ボディの復権

鳥取・島根に引き続き、青森や秋田でも大雪による被害が出ているようだが、東北といえば以前、架装メーカーを訪ねて「へえ」と思ったことがある。大型車の平ボディの復権が顕著になってきたということだ。ウイングボディに席巻された感のある平ボディだが、根強い需要に支えられて長期低落傾向も下げ止まり、今ではじりじり台数を伸ばしているというから面白い。

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大手架装メーカーによるウイングボディのマスプロ化で、地方の中小の架装メーカーは、従来からの得意分野である平ボディに活路を見出さざるを得ないという事情もあろうが、そこには、他社と差別化する意味で、ウイングボディではカバーしきれない需要を掘り起こそうとする地場の運送事業者の意図も感じられる。

中でもキャブバッククレーン付の平ボディは定番商品で、機械などの重量物も運べる仕様が好まれている。日本のトラックに対するユーザーニーズは、ここ20?30年、『汎用性』に軸足を置いて推移してきた。ウイングボディ隆盛の大きな理由の一つもそこにあると思うが、考えてみれば、平ボディはウイングボディよりも汎用性が高いとも言えるわけで、何でも運べるオールマイティなところが、厳しい経営環境にさらされ、荷物の選り好みが出来ない東北のトラックユーザーに重用される理由かもしれない。

架装メーカーにとっても、平ボディは絶対的な金額は高くないものの、利幅の薄いウイングボディより利益率が高いそうで、東北の架装メーカーのいわば『米のメシ』的な存在になっている点が印象深かった。
2011年のトラック業界は、依然厳しい状況が続くと思うが、したたかに前向きに仕事に取り組もうとすれば、まだまだやるべきことは見出せるはず。さあ、明日から仕事始め、元気を出して頑張りましょう! (キャップ)

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