マラソンは人を哲学者にするというが、身をもって知るということは、実に大切なことである。自動車のエンジニアがマラソンに出場すれば、何よりも軽量化の重要性に思い至ることは間違いないし、未だ過積載をしているトラックユーザーが走れば、自らの愚かな過ちに直ちに気づくはずである。自動車業界、トラック業界は、あげて市民マラソンに参加すべきであろう。
ところで我がグループの走り終えた後の感想は、「案外走れるね、疲れたけど気分いい!」という声が大半で、早くも来年3月の「三浦国際市民マラソン」10キロ部門にエントリーする話が持ち上がっている。私はと言えば、もちろん今度こそ敵前逃亡するつもりである。(了)
GVW その3
