東京オートサロンにカスタマイズされた3台のエルフミオが登場! 昨年に引き続きいすゞA&Sが出展

東京オートサロンにカスタマイズされた3台のエルフミオが登場! 昨年に引き続きいすゞA&Sが出展

 1月10日、幕張メッセで「東京オートサロン2025」が開幕した。

 この新春恒例のカスタムカーの祭典に「だれでもトラック」のキャッチフレーズで知られる「いすゞエルフミオ」のカスタムトラックが一挙に3台も登場。AT限定の普通免許で運転できる「エルフミオ」がベースだけに、カスタムトラックの裾野を拡げる出品として注目される。

文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部

いすゞA&Sが今年もオートサロンに出展

東京オートサロンにカスタマイズされた3台のエルフミオが登場! 昨年に引き続きいすゞA&Sが出展
東京オートサロン2025で来場者の注目を集めるいすゞA&Sブース

 「東京エキサイティングカーショー」として1983年にスタートし、1987年に改称した「東京オートサロン」は、今年で第43回目。昨年の出展者数378社、来場者数23万人を数える自動車業界でも屈指のビッグイベントとして定着している。

 昨年に続いて今年も出展したいすゞA&Sは、AT限定の普通免許で運転できる「エルフミオ」をベースに、「エルフミオ・カスタマイズ・ラボ」をテーマにしたコンセプト車両3台を出品。

 「だれでも乗れる」エルフミオだからこそ、カスタマイズや使い方も無限大であるべきという思いから、いすゞグループの純正アクセサリーメーカーとして見る人に夢を与えるコンセプトカーを展示し、トラックの新たな可能性を切り拓きたいと意気込んでいる。

 ちなみに今回の出展に際していすゞA&Sでは、広告宣伝を担当する部署と社内公募に応じたメンバーの総勢22名でプロジェクトチームを結成し、車両/ブース/プロモーション/営業/PMO(全体統括)の5つのチームに分けて活動を開始。

 特筆されるのは、新卒社員7名が参加していることで、出展車両やブースにも若さや活気が溢れ、アクティブなイメージが強かった。では、出品車両を見てみよう。

エルフミオ・アドバンスド・コンセプト

東京オートサロンにカスタマイズされた3台のエルフミオが登場! 昨年に引き続きいすゞA&Sが出展
エアロダイナミックなスタイリングが映えるエルフミオ・アドバンスド・コンセプト

 前回のオートサロンには「フューチャーアクセサリーエディション」というクルマが出品されたが、これはそのコンセプトを引き継ぎ、より推し進めた車両である。

 主な装備やアイテムは、

・燃費効果と走行安定性を向上する機能とともに、キャブとの一体感・デザイン性をプラスするエアデフレクター。
・ホイールアーチのラインを車両後方に流すデザインを採用し、サイドビューにスポーティな印象を与えるフェンダーパネル。
・側面下端の整流効果を狙った空力アイテムで、リアタイヤを覆いながらもデザインで四隅の踏ん張り感を強調するサイドアンダーパネル。
・シグネチャーイルミネーションを採用し、デザイン性と夜間走行時の視認性を向上させるフロントエアロバンパー。
・スタイリッシュな一文字LEDテールと大胆なエアロダイナミクスを融合させ、斬新なリアビューを演出するリアバンパー。
・デジタルサイドミラー用のカメラを内蔵し、大幅に小型化することで、空気抵抗およびすれ違い時のミラー接触リスク低減効果を狙うコーナーパネルカバー。
・ラメ入りで華やかさを演出するインテリアパネル。シートカバーはシボレザー調とスエード調生地のコンビネーションである。

 このエルフミオ・アドバンスド・コンセプトの狙いをいすゞA&Sのスタッフに聞いたところ、

 「近未来感漂うエアロダイナミックなスタイリングがこのクルマのコンセプトになります。また、トラックのドレスアップ用品というとメッキパーツが多かったですが、前回のオートサロンでは、敢えてメッキを使わないコンセプトカーを出品したところ非常に評判が良く、そこで今回はそれをさらに推し進めたドレスアップカスタマイズを提案させていただきました。

 フロントは、シグネチャーイルミネーションを採用したエアロバンパー、キャブ前面からの段差を極力少なくし、フロントガラスから滑らかにつながる形状のエアデフレクターなど、サイドは、デジタルサイドミラーを内蔵したコーナーパネルカバーやサイドアンダーパネルなどが特徴になります。

 リアは、スタイリッシュな一文字LEDテールランプを内蔵したリアバンパーがエアロダイナミクスを訴求し、斬新なリアビューを演出しています」……とのこと。

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