チョットだけよ～！ 最新「フルロード」第20号・びっくりぽんや第６報

このところの原油安・軽油安でホッと一息吐いているトラックユーザーも多いと思いますが、といっても燃費向上はトラックの永遠の課題。なかでも大型トラックの燃費は、運送事業者の経営にも影響する関心事です。そんな中、本邦初の興味深い一大イベントが始まりました。題して「燃費合戦」＝フューエルグランプリ。仕掛けたのは三菱ふそう。この「燃費合戦」のために用意された最新2016年モデルのスーパーグレートＶは、何と50台！　しかも６×２ＲのＦＵが15台、８×４のＦＳが15台、セミトラクタのＦＰ―Ｒが15台（うち５台が７段МＴ）、さらにダンプのＦＶが５台という布陣です。これらの車両をトラックユーザーの日常業務で使用してもらい、同じ環境下で使用するユーザーの従来型車両との燃費を比較し、その燃費改善率を競うというもの。全国から選ばれたユーザーがチャレンジし、公正なルールに基づき、日々の走行距離、軽油給油量、およびアドブルー補給量を計測し、燃費改善率を算出するんだそうです。ふそう製トラックを使っているユーザーのみならず、他社製車両を使用しているユーザーも参加でき、「スーパーグレートＶ 2016年モデル」のリアルな燃費を実感できる絶好の機会としています。実施期間は2016年１月～６月の６カ月間とし、それぞれのユーザーは１カ月間の燃費アタックに挑むことになります。三菱ふそうが提供するスーパーグレートＶ2016年モデルは50台なので、１カ月を１トライアルとして、合計５トライアル、すなわち250社が燃費改善率を競うことになるわけ。本誌では、「燃費合戦」に参戦したトラック運送事業者に話を聞くとともに、「燃費合戦」で使用されるスーパーグレートＶ2016年モデルに試乗し、この一大イベントの全貌に迫ります。