ナニコレ珍カッケ~!
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コラム
ホテルの駐車場に停まっていた「謎」の乗り物
先日、長野県の駒ケ根高原のホテルに泊まったのですが、そのホテルの駐車場で日産キャラバンに牽引されたトランポの上に「謎」の乗り物を発見。
「ナニコレ?」。
箱の上にイスをくっつけて、その前にスクーターのような大きな風防が付いていますが、全体的にずいぶんシンプルな造りで、タイヤみたいなものもやけに小さい。ゴルフカートじゃないし、ゴーカートとも違うし……。
まったく推測がつかなかったのですが、日産キャラバンの運転席にいた人の好いオジさんに聞いて、その正体にびっくり! コレ、結構スゴい乗り物でした。
名称は、電動レールスクーター「エコスター」。日本語でいうと「電動軌道自動自転車」と称するそうですが、オレンジ色のフロントカウルに「JR東海モニター車両」というステッカー貼られているように、現在この車両、近くのJR飯田線で保線用車両として評価すべくモニター試験をしている最中なんだとか。つまり、この乗り物、レールの上を走るんですね。しかも、イスの下の箱に入っているのはリチウムイオン電池で、満充電時には約30km走行でき、時速も30km出るそうです。ちなみに写真の車両は、在来線用の2人乗りで標準車重85kgですが、オジさんに貰ったパンフレットによると、レール幅の広い新幹線用の2人乗り95kgやさまざまなトロッコタイプもラインナップしているようです。
そういえば、本家の「ナニコレ珍百景」でも取り上げられていましたが、廃線となった奥飛騨の神岡鉄道では、残っていたレールを使って、2台の自転車によるレールマウンテンバイクなる乗り物を観光用で走らせているそうです。ちなみに奥飛騨・神岡はカミさんの故郷なので、国鉄時代も第3セクター時代も、神岡鉄道にはよく乗っていました。廃線にはがっかりしましたが、残されたレールがこんな形で利用されるのは、ちょっと嬉しい。
電動レールスクーター「エコスター」も、地方鉄道の保線用のみならず、観光用の乗り物としても売り込んでいるそうで、特に鉄道が廃線となった地方では関心が高いそうです。確かに、緑の大自然の中をこんな開放感一杯の乗り物で走ったら、気持ちいいだろうな~。
この電動レールスクーターを製造・販売しているのは、オートバイなどの部品・用品メーカーとして知られる浜松の協栄製作所で、新規事業として鉄道事業グループを立ち上げ、磐田市に自社テストコースを設け、得意なアルミ加工技術を活かして、鉄道レール用の製品を開発。この電動レールスクーターも、エンジン仕様のレールスクーターの発展型として開発し、現在売り込みの真っ最中のようです。 (キャップ)