やってらんないよな!
親会社の倉庫管理や運送の手配を全て運送会社に委託している場合もあるし、運送業も兼ねている倉庫会社に任されているケースもある。しかし、どちらの場合も荷主という絶対的な存在の下で働いていることに変わりはないから、いつも下請けには何とも言えないフラストレーションが溜まっている。スムーズに仕事が流れている場合は問題ないのだが、何かの都合で(ほとんど荷主のワガママという場合が多いのだが…)配車がうまくいかなかったり、配達が遅れたような場合、一挙に「やってらんないよな!」という雰囲気が運転手の間に蔓延するのが分かる。
何かアクシデントがあった場合、辛い立場に立つのはいつも下請けである。随時契約を結んでいる下請けはまだいい。スポットで雇われた下請けは悲惨である。配車係や親会社の運送会社の担当が鬼のような人間だった場合、「こいつらはスポットで、二度と来ることはないだろう」と見切りをつけた瞬間、その「やってらんないよな!」の原因になっている、最も面倒くさく理不尽なことが、すべてその不幸な下請けの元に降りかかってくるのだ。ムダに時間が掛かる仕事とか、トンでもなく長距離とか、配達間違いの後始末とか……。 (山高一浩)