東北復旧・復興レポート ②石巻の渋滞
遅くなってしまったが、東北レポートの続き。
GW前に仙台―南三陸町―気仙沼に行った時は、ガレキ撤去がほとんど進んでいないという状況だったが、その後変化は出ているのだろうか?
まず石巻市に入る。早朝の三陸道は仙台方面から石巻へ向かう車で大渋滞していた。現場は殆どが8時始業と決まっているため仕事の車が集中する。
市内に入るとガレキの撤去が本格的に始まっていた。港の沖に張り出した埠頭がガレキの1次置き場になっている(もともと製紙工場のチップ置き場)。そこへ向かうダンプで長蛇の列ができていた。羽田空港の滑走路工事でもこんなのは見たことがないほどだ。
石巻港のガレキ仮置き場で発生しているダンプの渋滞
一部で「ガレキの撤去が遅い」という声も聞かれるが、道路状況からすれば、このペースが精一杯だろう。現場は精一杯やっている。ある関係者は「市内のガレキはあと1カ月で、小さな地区でも4カ月で片付けたい」と言っていた。
石巻の街は復興に向け確実に動き出していた。
仙台から石巻に向かう三陸道の渋滞
※その他の場所でも、石巻市内はあちこちで渋滞している。特に女川方面に行くには、旧北上川にかかる3つの橋のうちどれかを通らねばならないが、この通過には約40分かかる。鉄道が全く動いていないことも混雑の一因(6月1日時点で、市内の渋滞はやや緩和されていたが、朝夕のラッシュは依然ひどい)。また、石巻市渡波地区の国道398号線は満潮時に20~30センチメートル冠水するので、通行には注意が必要だ。 (現役トラックドライバー/トラックジャーナリスト)
石巻渡波町の国道398号線は満潮時に冠水 走行は要注意