ちょっと変わった社名ですが、株式会社ヨシオは、アイドリングストップ対応の電気毛布「ぬくぬくブランケット」やハイパワー扇風機「ECOファン20」など、トラックドライバー向けのアイディア商品をつくっている会社として知られています。そのヨシオの小泉俊夫社長から、気仙沼の緊急避難所へ救援物資を届けた際のメールを頂いたので、要約してお伝えしようと思います。 (キャップ)
今回の経緯は、3月18日早朝、東京都墨東病院の医師らが結成する医療チームからお電話を頂いたことが始まりでした。
聞けば、気仙沼中学校・小学校に避難している人たちの元へ医療ボランティアで行くことになっているけれど、輸送手段が無くて困っている。医療チームと機材、医薬品などを運ぶトラックを出してもらえないかとの依頼でした。被災地の窮状はよく分かっていたし、私どもで少しでもお役に立てるならと、すぐお受けしたのですが、残念ながらトラックの軽油が無い…。そこで1日掛かりでスタンドを回り、タンクを満タンにしました。また、当社としても支援物資として食料品を持って行こうとスーパーやコンビニを回ったのですが、カップ麺は一人2個までということなので、社員と手分けして購入に歩きました。さらに私どもも入っている地元・足立区の異業種交流会「オンリーワン」のメンバーからも支援物資を頂きました。
気仙沼に行くには高速道路を走行する許可書が必要です。東京都トラック協会に相談したところ、地元警察署から緊急ステッカーを発行して頂く手続きが必要とのことでしたので、これもなんとか入手! 墨東病院の内科医医療チームと共に、3月18日の午後8時に東京都足立区を出発し、翌19日の午前11時に気仙沼の緊急避難所に到着しました。
その際、医療チームより当社の「ぬくぬくブランケット」を使えば、寒さで困っている人はもちろん、低体温症の方の命を救うことが出来るかもしれないと聞いて、帰社後、すぐに避難所に発送しました。
さらに3月30日、他の避難所にも「ぬくぬくブランケット」が至急欲しいとのこと。宅配も新幹線も気仙沼方面は不通なので、車で行くことにしました。
午前3時過ぎに自宅を出発、午前11時過ぎに宮城県庁に到着しました。
途中、震災の爪あとはほとんどありませんでした。宮城県庁職員と会ってお話したら、地震に備えていたので大きな被害は無かったが、津波による被害が大きかったとのこと。気仙沼に向かう沿岸に入ったとたん、絶句しました。
午後4時頃、気仙沼に到着し、ボランティアの看護士さんと避難所に伺い、電気毛布を贈りました。沢山の家族が身を寄せる被災者の皆さんと少しお話ができました。ある女性は、家は跡形も無くなってしまったけれど、くよくよしても仕方がない、未練はない…。おじいさんは、気仙沼漁港に早く魚が入ってくればいいと言って、元気を装っていました。2歳くらいの男の子が周りの雰囲気を明るくしていました。3月18日の際は急な話だったので、オンリーワンの会員の皆さんに話が行き渡らないまま出発しなければなりませんでしたが、今回は皆さんから託された食料などの支援物資をたくさん積んできました。あいにく担当の方は不在でしたが、しっかりお届けしました。
被災された皆様におかれましては、なにとぞお体にご留意の上、一日も早く復興されますことを心よりお祈りいたします。
以上がヨシオの小泉社長のメールの要約ですが、ヨシオでは、被災した人もしくは避難所に「ぬくぬくブランケットEX」を無料で貸し出しているそうです。「ぬくぬくブランケット」は、前述したようにトラックドライバーがアイドリングストップ時に車内で使用するための電気毛布ですが、この電気毛布2枚と家庭用電源100Vで使用するための変換機「安定化電源」をセットにして貸与するそうで、1つの変換機「安定化電源」で電気毛布2枚が使用できるとのこと。「ぬくぬくブランケットEX」は、50度・40度・35度の温度調整が可能で、コタツのようにして使えば、約10名が一度に使うことも出来るそう。なお使用後は、ヨシオに返却してくれれば、洗濯後、要望がある避難所へ送付するそうです。詳しくは、ヨシオのホームページまで。
http://www.yoshio.net/blog/cat1/index.htm