三菱ふそうトラック・バスの小型トラック「キャンター」がさきごろ一部改良を実施し、2026年モデルとなった。全車型をJH25モード燃費基準値に対しプラス5~10%の超過達成車としたほか、排ガス後処理装置を新設計のユニット型に変更し、NOx浄化性能を向上させている。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/三菱ふそうトラック・バス
エンジン改良と空気抵抗低減を実施
新型キャンターでは、改良型の直噴3.0リッター直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン「4P10+(プラス)」を搭載。エンジン出力バリエーションは従来型4P10+と同じ4機種で、動力性能値そのものも同一だが、エンジン本体の改良および可変ジオメトリーターボ過給器の仕様を見直してエネルギー効率を向上し、燃料消費率を改善している。
※4P10+エンジンの動力性能は、4P10T1:最高出力110PS/2130rpm・最大トルク43.8kgm/1600rpm、4P10T2:最高出力130PS/2130rpm・最大トルク43.8kgm/1600-2130rpm、4P10T4:最高出力150PS/2440rpm・最大トルク43.8kgm/1600-2440rpm、4P10T6:最高出力175PS/2860rpm・最大トルク43.8kgm/1600-2860rpm。
また、エクステリアでは新デザインのフロントバンパーを採用するとともに、空力性能を考慮したデザインのドアバイザーを新たに標準装備、空気抵抗の低減により、エンジン燃費向上と合わせて、JH25モード燃費の超過達成を実現した。
JH25モード燃費の超過達成は、130PSの4P10T2エンジン・6速DCTデュオニックを搭載するモデルでプラス10%、それ以外のパワートレーンの組み合わせではプラス5%となっている。
シャシー回りも大きく変更
さらに、排ガス後処理装置(ATS)の改良が行なわれており、尿素SCRに加えてDPF(ディーゼル黒煙低減装置)にもSCR触媒機能を担持したことで、NOx浄化率を向上させた(アドブルー噴射ユニットも2基搭載)。同時に、ATSの設計をユニット型へ改め、搭載位置もシャシー右側に変更。そのため、排気管の取り回しとシャシー艤装品の搭載位置のレイアウトを見直しており、特にリアオーバーハング周りの架装性が向上している。
このほか、メーカーオプションとして設定の7インチタッチスクリーン式センターディスプレイを2in1対応へ変更し、Apple CarPlayとAndroid Autoの双方を利用可能とした。Bluetoothでスマートフォンと接続してのハンズフリー通話や音楽再生などが可能となっている。
また、新しい保安基準として施行されたサイバーセキュリティ対策にも対応した。
車型展開は従来モデルと同一。なおシングルキャブ荷台長3.1m車とダブルキャブ同2.1m車は、燃料タンク容量を60リットルへ変更している。
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