トラックドライバーの猛暑の夏の過ごし方は? 結局「我慢と忍耐」しかない!?

待機時間が長すぎる!

 そもそも荷降ろしにしても積み込みにしても、受付から数時間待機させるのが当たり前になっていることに問題があると思います。1~2時間なら早いほう、3時間~4時間待機っていうのがザラですね。

 受付して即呼ばれるなんか奇跡に近いです。時間指定しといて指定時間に到着しても待機させられることもありますからねー。ほんとヤレヤレですよ。

アイドリングストップより、待機時間を短縮するほうがエコじゃない!?
アイドリングストップより、待機時間を短縮するほうがエコじゃない!?

 これもあるあるですが、どーせ待機時間が長くなるなら4時間越えてくれたほうがいいです。なぜなら4時間停まっていれば分割の休息時間になります。あと6時間停まれば「分割10時間」の休息時間になりますからね。

 デジタコで管理されているので、3時間30分くらいで呼ばれると、長時間待たされた上に、休息時間も取り直さないといけない。法律で決められている「連続8時間」か「分割10時間」の休息のために途中でまたまた停まらなければいけません。

 関東~九州間、約1200kmの長距離を、それでどれだけ進めますか? って話です。拘束時間や休息時間のために、地元に帰れず家にも寄れず、車内で寝て次の航海へ旅立つ。完全に悪循環でしょ? そんな環境のトラック業界に、憧れだけで入って来た新人ドライバーが長続きするはずありません。

 今回のテーマとは若干違った内容になってしまいましたが、運送業界は自力でいろいろな問題をクリアできる大手だけで成り立っているわけじゃありません。

 言い方は悪いですが、走ってナンボの中小零細企業の運転手のリアルな声を聞かないと、問題解決に繋がらないと思います。「炎天下のアイドリングストップ」にそんなことを考えました。

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