再現度の高さは随一!? 13年ぶりに復活した「クオンGW530」がUDオフィシャルミニチュアモデルとして登場!!

13年ぶりに復活したUDトラックスの旗艦「GW」

今年の4月に13年ぶりに復活した重トラクタ、クオンGW
今年の4月に13年ぶりに復活した重トラクタ、クオンGW

 ここで実車を解説しておこう。UDトラックスはボルボ傘下になった後、クオンの6×4トラクタの販売を休止していたが、いすゞの子会社になったことで商品ライナップを再編し、6×4トラクタを復活させた。

 同時にいすゞギガトラクタは、クオンのボディにいすゞ顔となり、UDトラックスの工場で生産される。いわゆるバッヂエンジニアリングとなった。

 今回復活するにあたり、13リットルの新型エンジンGH13型、最高出力530PS/最大トルク265㎏mを搭載、これに合わせて12段AMTもチューニング、スムーズで力強い走行性能で輸入トラックに対抗できるパワートレインを手に入れた。

 第五輪荷重は16.0tと18.0tとなるが、国内トラックメーカーとしては初めてエアサスペンションが採用された。乗り心地だけでなく積み荷にも優しい。これは大きな進化といえるだろう。

 乗用車顔負けの専用革巻きステアリングやホールド性の良いシートが採用され、ドライバーが一日過ごす働く環境も著しく向上した。曲がる、止まるといった基本性能、ベーシックセーフティ、アクティブセーフティ両面からドライバーをサポートできるよう盛り込まれている。

 生まれ変わった新型クオン、この本が出る頃には街で見かけるようになるだろう。カッコいい雄姿が楽しみだ。

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【解説&試乗】日野プロフィア2024年モデル フルロードvol.55 本日(12/10)発売!!

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今号では、昨年2月中旬から出荷を再開した日野プロフィアの2024年モデルに試乗。燃費性能と安全性能もアップし、新設計AMTで走りも別モノに進化した新モデルの実力に迫ります。また、「だれでもトラック」いすゞエルフミオEVの公道試乗を実施。AT限定普通免許で運転できるEVトラックの魅力をお伝えします。大好評の「働くクルマの大図鑑」は、飲み物を運ぶその究極のカタチ「ボトルカー」を特集しました。ボトルカーの構造から製造工場のレポート、知られざる歴史、さらにはeキャンターのボトルカーの試乗レポートまで盛りだくさんの内容になっています。