長距離ドライバーの健康問題(其の九)
週2回目の運行から帰ると、本来は週3回目の別の会社の仕事を貰っていたのだが、宮崎県の川南町が入ると、九州行きの仕事が一日ずれるために第三の仕事が不安定になり、次第に遠ざかってしまった。
川南町は、国道10号線沿いにある県連の果汁を作る工場である。10号線方面に縁のある方の多くの皆さんが知っていると思う。そこに着くのは、熊本市内の大手の飲料水メーカーで降ろした後なので、どうしてもお昼前後になってしまう。
そのために、その日の帰り荷が取れずに一泊して、北九州辺りからの帰り便を積むようになるのだ。したがって一日仕事がずれ込んでしまう。もちろん前もって連絡はするのだが、当てにならないと判断されたのだろう。第三の仕事先が次第に疎遠になっていったのは仕方のないことだ。
実は、この16日から18日にかけて、北九州から逆バージョンで宮崎に走った。とは言っても、彼女を連れての観光旅行なのだが、その時のことを思い出してしまった。
当時は、川南町で空車になると延岡まで走り、それから高千穂方面に向かい、阿蘇から日田に出る。それから小石原を通って北九州に帰ったものだ。当時でも、早い時は川南から5時間半で帰ったし、通常でも6時間だった。
だから、通関手続きの遅い会社の荷物は積めたのだが、その会社はそれをしなかった。確実に空車でその場所にいることが仕事を請ける前提だったのだ。。
当時は、家内は三重県の名張市にいて、家に帰っても精々風呂に入るくらいしかない上に、小倉のトラステから自宅まで、タクシーで2000円超の料金だった。それで、トラステで風呂に入り、トラックの中で寝た。
この時の運賃は、11万円を超す金額だったので、タクシー料金が痛かったというわけではない。だが、芳しいこととは言えなかった。そして健康上でも、前日に寝ていないこともあり、トラステで食べると否応なく眠くなり、それに負けてしまっていたのだ。
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