タイヤ屋ハマダユキオの「車輪の下」 No.97
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寄稿・連載
トラックアライメント測定 フロント右内減り&ハンドルセンターズレ
いすゞ CHY1MY
装着タイヤサイズ・・・275/70R22.5(F)
245/70R19.5(R)
測定時走行距離・・・23万3514Km
▲いすゞギガ、保冷車の低床3軸。フロント275、リア245の2.D.Dです。フロント右の内減りとハンドルのセンターがずれているとのことでの測定依頼。久々の青空現地です。じゃりや草・・・・良いモンです・・・(笑) ちなみに測定している場所だけアスファルトで舗装していますので、念のため。
▲これが外された右フロントのタイヤの様子。ワイヤーが見えているのが内側。んん~~酷いっすね・・・。って・・・まてよ?? この車両・・・・んん~~~~??? あ!
▲フロント測定データ。おおお・・・・TOTAL TOEが0.5mm。静止で0.5mmOUTなので、もしかしたら走行中はもう少しOUTになっているかも??・・・。で、ハンドルをセンターにして測定したらこのような左右のTOEに。まぁまぁズレてますね・・・・。
▲調整後データ。TOTAL TOEを1.6mmまで調整した後にハンドルのセンターのズレを修正。
▲リアのデータ。両軸ともほぼ真直ぐで問題なし。リアの向きによるフロントの影響ではなさそうです。
では、なぜ?フロントの右の内が・・・・??
この会社の車両担当さんともお話したんですが、左フロントが外減り(通常の減り方です)した後に裏がえし→暫らくして1本交換か左右ローテーション。で、そのまま走行を続けて右の内の偏摩耗・・・となったのではないか・・・??・・・と。低床化でタイヤも扁平化が進み、クルマが正常でもど~しても偏摩耗は出るケースは増えます。片減りした場合で減っている箇所が内側に来ている場合はチェックし難いですが・・そこは・・タイヤ屋を含めてチェックすることを習慣化しましょう~~!
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