4トン平ボディドライバー ユミさんの「あしたに駈けろ!」

4トン平ボディドライバー ユミさんの「あしたに駈けろ!」
一期一会 その7
あっという間に刺身定食をたいらげる私を見ながら満足げな表情をする男性
男性は私と自分の娘さんの姿を重ね合わせていたのかもしれない
「じゃ~、日も暮れてくるしそろそろ走るか」
その店を後にし私はまた 男性のトラックとのランデブー走行を開始した
どのくらい走っただろうか
やがて 中央道の案内看板があらわれてきた
国道21号から19号に出る
ここまで来れば安心だ
19号は自分もよく使う道だった
19号沿いのコンビニで男性は車をとめた
「自分はこの先の中津川から高速に乗るけど姉ちゃんはどうすんだ? ここまで来れば道もわかるだろ?」
「はい、私はこのままベタで帰ります」
「そうか 気をつけて頑張ってな じゃあ荷物よろしく頼むよ」
「はい、ありがとうございましたっ!刺身定食ご馳走様でした!スッゴいおいしかったです!」
男性は缶コーヒーを私に手渡すとトラックに乗り軽くクラクションを鳴らし走り去る
手渡された缶コーヒーはとても暖かかった
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