トラックドライバーの誇り その63
水屋排除の動きとはどんなものか、多くの方は気がついていると思うが、少し詳しく説明したい。
「ロジスティックシステム」。言葉として、また運送会社の名前として聞き、目にする機会は多いと思う。本来、米軍が用いていたシステムなのだそうで、製造元への発注から戦場の兵士に送るまでの、一貫してシステムとして使っていたということだ。しかし、日本での使われ方は、製品の管理、出荷から荷受け先の倉庫までの、輸送に関しての一貫システムとして使われている。
本来の意味とは、使われ方が違っているようだ。
使われ方以上に根本的に違っているのが、米軍の場合は計画の立案者でありニーズなので、全ての主導権を握っている。だが、日本の場合は製造メーカーが立案者であり、ニーズは流通業界と消費者ということになる。ということは、日本のロジスティックシステムとは、その中間で、出荷と輸送関係だけを、メーカーに委託され受け持っているだけに過ぎない業種ということになる。
もちろん、お金の流れもその商品の流れに付随しているので、メーカーの意向や、見積りの出し方により利益の差が出てくる。
その仕事の中身は、工場から倉庫への横持に始まり、倉庫での商品管理、受注、発送、輸送、納品までがその主な仕事になる。そして、そのいずれにも経費が掛かってくるのは当然だ。
その経費の節約のために、水屋排除の動きが盛んになってきている。
次回は具体的に書きます。
トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
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