トーアウトの「見た目」実験
トーイン(アウト)が適切でないとどうなるのか?
目で確認できる実験をしてみました。
運転中にふらふらする、ハンドルが取られる・・・など。
タイヤが本来行きたい方向があるのに(狂ってる方向に)足回りのパーツやステアリング操作で真直ぐ修正して走る……、これが「取られる」や「不安定」の原因だと思います。
んで、
タイヤ単体にして転がしてみました。本来はタイヤを左右で繋ぐアクスルがあるのですがそれを無くした状態。
サイズは4t車用の225/80R17.5.(とくに深い意味はありません。転がしやすさ優先で)
これを2本置いてトーアウトで5mmで転がしてみました。
▲新品タイヤ(225/80R17.5)で平面なピットを使用
▲分かりづらいですがタイヤをぴったり合わせた状態から前側だけを5ミリ隙間を空けます。それで理論上(?)のトーアウト5ミリ
▲タイヤを1回転だけしてみました。見た目これだけの隙間が空きました。
▲2回転した時の隙間画像。わずか二回転でこの隙間。
▲スタート地点から2回転した状態(撮影ポイントがスタート地点)
三角形のナントカをつかえば計算ででそうなのですがよく解りません(笑)
ただ大きいトラックの「5ミリ」って小さく見えますが、実際はタイヤの外径も大きいので1回転の距離も大きく(長く)なります。走行距離も乗用車に比べ長いです。高速走行で東京~名古屋なんて走ったら何十万回転するわけですから・・・・この開き具合も数キロ~数10キロになるのではないのでしょうか??
この「ズレ」のシワ寄せがタイヤの表面(トレッド)にきますので、偏摩耗(片減り)、早期摩耗、ハンドリング不安定になるんですねぇ~~~~!
実験では5ミリでしたが、実際の車両では、もう少し大きな数値の場合もあります。過去最高(通常の貨物トラックの測定で)はこの4tクラスでは51ミリっていうのがありましたから、それはもう・・凄んごいことになってますね~(笑)
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「測定屋、ときどきタイヤ屋、絵描き屋の日記」
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