チューブレスタイヤのPUNK修理
今回は~
PUNK修理の方法を御紹介したいなぁ~と思います。たぶん・・・正しい方法だと思います。(笑)
あ、あの方の治療ではございません(爆)
PUNKのパターンもいろいろありますが、今回御紹介するのはトラックタイヤでごくごく普通のチューブレスタイヤのPUNK修理です。
▲修理に使用する道具(工具)の紹介です。簡単に・・・ゴム糊に、エアツールのリューター、スクレイパー、ステッチャーローラー、パッチ・・・です。細かい事は手順を追いながら紹介いたします。なお、画像の道具が全てではありません、この道具はよく使う代表選手のようなモノ。
では早速・・・クランケを。
▲まずはPUNK箇所をチョークなどでマーキング。これをしておかないと修理後に「あれ? 何処だったっけ?」ってなりますので、必ずマーキングはします。それとごく稀ではありますが、内面の損傷が大きく、見た目では判断できない場合でエア充填時にPUNK箇所周辺に異常がないかチェックするためです。
▲いきなり修理に入っちゃっていますが、タイヤをホイールから外し、刺さっている部分を確認して取り除き、画像のようにタイヤの裏からリューターでバフ掛けします。削り過ぎないように・・・慎重にかつ大胆に(?)均等に削ります。
▲貼り付けるパッチよりやや大きめで削ります。画像の削りは割とラフですが(笑)、もっと上手な方が削るときれ~~に四角にバフ掛けしますよ。(性格が出るかも?)まぁ・・・見えないところなんですがねぇ~。
▲削り終わったらこの「バッファー液」をかけ、表面をキレイにします。
▲スクレイパー。通称「ガリガリ君」。他のお店ではどう呼ばれてるのかは知りません(笑)
で、この「ガリガリ君」を使って・・・・
▲表面をキレ~イに均します。
▲続いて削ったカスをキレイに取り除いてからこの「ゴム糊」を塗ります。
▲刷毛ムラが無いように均等に薄く塗布します。
で、
ゴム糊が完全に乾いてからパッチを貼ります。
▲ゴム糊が乾くまで・・主なパッチをご紹介。大きさのバリエーション。サイズはまだこの他にもあります。丸いパッチはチューブに貼るタイプです。
▲今回は小さいビスが刺さっていたので、このくらいの大きさのパッチを使用します。(このメーカーさんのパッチにはPUNK穴のサイズチャート表があり、穴の径からパッチの大きさの選定が出来ます)
▲パッチの裏のシートを剥がし、PUNK穴がセンターに来るように貼ります。その後、パッチを均等に圧着させるために「ステッチャーローラー」でぐりぐりぐりぐり・・・・・とエアがかまないように、シワが入らないように・・・慎重にかつ、大胆に(ここでも・・)ぐりぐりします。圧着が完了すると表面のフィルムが剥がれますのでフィルムを剥がします。
▲最後の仕上げはこの「セキュリティーコート」。これはバフ掛けして、パッチが掛かってない部分、パッチより大きく削ってむき出しになっている部分に塗ります。
▲ちょっと・・・削りが大きかったかな?(笑)このようにパッチの周りに塗っていきます。このセキュリティーコートの成分はチューブと同じような成分で空気の漏れを防ぐ役割をします。パッチを貼るために削っている部分は「インナーライナー」と呼ばれていてチューブタイプのチューブのような部分。なので削った部分にセキュリティーコートを塗っておけば、空気の漏れも少ないというワケです。
▲ちなみにこのセキュリティーコートは塗っている時はグレーですが、乾燥すると黒に変色するんですねぇ~!
▲あとはタイヤをホイールに組み付けエアを安全に充填し、石けん水でエア漏れをチェック!漏れなければOKです!
以上、チューブレスタイヤのPUNK修理でしたぁ~!
ちなみに乗用車のPUNKもほぼ同じです。
では、また次回までさよ~~ならぁ~~~!^^
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「測定屋、ときどきタイヤ屋、絵描き屋の日記」
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