岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第32回
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寄稿・連載
<ドバイの今③>
ドバイから100kmほど西に首都アブダビがある。その近郊に昨年「フェラーリワールド」というイタリアのスポーツカーメーカーのテーマパークが誕生した。さまざまな乗り物やイベントが楽しめ、中央には施設の屋根から上空まで飛び出すアトラクションがある。これがF1マシンと同じ6Gの重力を感じさせることから人気がある。
もう一つは世界最高速のジェットコースターで、F1マシンの形をしたコースターはロケットスタートから急上昇急降下横っ跳びの痛快マシンで、すっかりフェラーリに乗った気分になる。ただしあまりに過激なため1周して戻ってくると気絶してマシンから降りられず、ドクターが来て車いすに乗せられて救護室に運ばれる人もいて大変である。失神するくらいのすごさは乗って経験してみるしかないだろうが、少なくとも日本では味わえない世界だ。
ドバイから首都アブダビまで車で1時間強だが、途中30分ほどは砂漠を走っている感覚で、建設途中の高層ビルが数多く見られる。中には途中で放棄されてしまったような物件も散見される。都市間を結ぶ高速道路は片側4車線で、リミットは120km/hだが、速度違反の取り締まりは結構厳しい。運転マナーは大人しくレンタカーでも安心だ。
(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)