トラック予約受付システムの今後の課題
物流施設・ドライバー双方にメリットの高いように見えるトラック予約受付システムだが、システム自体が来訪するドライバーに認知され、使ってもらうためには相応に時間が必要だ。
実際に六甲輸出入センターでは、導入にあたってWeb説明会を開いたり、電話での問い合わせに対応したり、わからないドライバーには担当者がその都度レクチャーして対応してきたという。今のレクチャーがほぼ必要ない状態になるまでは1年程度かかったそうだ。
また、それ以外にも課題も多くある。たとえば、
・下請事業者が運送している場合には元請事業者からの指示が遅く前日の予約ができない。
・メーカーでの積込みが当日になる場合は積込み終了時間が読めないため、受荷主側の物流センターの予約システムを使用できない。
・予約をしなくても待ち時間がなくバースに接車できる時間帯がある。
・予約をしても入構車両台数が集中する時間帯では待ち時間が生じる場合がある。
など、システムを運営する上での課題がまだ残されているようだ。
ただ、待機時間の削減はトラックドライバーをはじめ物流業界全体の願いである。導入が進み、さらに使いやすく効率的なシステムに進化していくことを期待したい。
【画像ギャラリー】待機時間を2時間超から30分以下に!! トラック予約受付サービス「」(5枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方上の人間の話を聞いて記事にしても無駄。どこかで時間潰して、予約した時間に来いシステム?。そこでの待機時間が減るだけ。けっきょく同じこと。欲しいのは、予約なんてしなくても・・・着いたらすぐ積める&着いたらすぐ下ろせるシステム。