コダワリ満載の荷台
荷台は5方開で、荷台寸法は内法長7070mm×内法幅2350mm。鳥居は珍しい前後2分割式で、固定式の前側はシンプルな壁の構造の前面上部に荷台カバーを置くためのラックを搭載。後ろ側はボルトオンの脱着式(奥行き450mm)で、上段に3つ、中段に1つ、下段に2つの収納スペースを備える。
「荷物を固定するためのフックをたくさんつけてほしい」との要望を受けて、床面は左右と中央にレールを設け、その中にフックを多数搭載。床枠にも多数のフックを搭載し、さまざまな角度から積み荷を固定できるようにしている。
また、積み荷の固定時にワイヤーを支えるサイドアオリは、一般的なアルミブロック製だと強度不足で曲がる恐れがあったため、ステンレスの曲げ材と平板を加工してつくったオリジナル品を採用。浜名ワークスの職人が手作りしたオリジナルアオリは、ただ頑丈なだけでなく、使い勝手も考えられたもので注目度バツグンだ。
前後にアウトリガーを備える高積載仕様のクレーンを搭載し、なおかつリアオーバーハング部のフレームをカットしているため、シャシー下回りの架装スペースは少なめ。収納スペースは、左側ホイールベース間の燃料タンク後方に1つと、右側リアオーバーハング部のリアアウトリガー後方の1つのみとなっている。
なお、同車両は取材段階で登録前だったため最大積載量など細かいスペックは不明である。
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