日野チームスガワラ、難関コースで痛恨のミスコース! それでも翌日は徐々に挽回!【ダカールラリー2022】

日野チームスガワラ、難関コースで痛恨のミスコース! それでも翌日は徐々に挽回!

 しばらく現地の情報が入らずハラハラしたものの、日野チームスガワラは砂丘ステージをクリアし、何とか無事に予定地に到着した。

 ダカールラリー序盤の2日目は、ナビゲーションがむずかしいコースで痛恨のミスコース。さらに3日目にはパワーステアリングが突然効かなくなるなどのトラブルが発生したようだが、果してそのテンマツは……。

 今回も従軍記者・多賀まりお氏の現地の裏情報を交えてレポートします。

文/フルロード編集部・日野自動車・多賀まりお 写真/日野自動車

【画像ギャラリー】ダカールラリーの序盤、2日目3日目の日野チームスガワラの戦いぶりは?(7枚)画像ギャラリー

2日目、いよいよ本格的なステージに突入

 1月2日、ダカール2022は北部のハイルを基点にしたループコースで約333kmのSS(競技区間)「ステージ1B」を行ない、菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組が乗り込む日野チームスガワラのHINO600シリーズ・ハイブリッド仕様はトラック部門総合28位でゴール。この結果によりこの日までの累積順位は総合28位となった。

 いよいよSS距離の長い本格的なステージが始まった。この日はビバーク地から59.9kmのリエゾン(移動区間)で同市の西側に移動したあと、周辺の山間地に設定された333.18kmの大きなループ状のSSに臨む。

 ゴール後は再び121.3kmのリエゾンでハイルのビバークに戻るという設定だ。路面は大半が砂地のピスト(未舗装路)だが、砂丘越えのほか高低差の大きい急傾斜のダウンヒルや岩場、スピードに乗れる区間など変化に富む。

 ナビゲーションも分岐が多いほか、ウェイポイントを見つけにくい箇所が多く、細心の注意が求められた。

ナビゲーションがむずかしいコースで痛恨のミスコース!

 この日のSSをトラック部門の22位で走りだした日野チームだが、走行中にハイブリッドシステムがシャットダウンしたり、タービンパイプにクラックが入るなど細かいトラブルが発生。

 それでも順調なペースを保って順位を18位まで上げたが、終盤のウェイポイントが見つけにくい区間で約2時間のミスコースを喫し、28位までポジションを下げる結果となった。

 今大会はスタート順が遅いこともありハイルへの帰着は10時半頃に。翌朝の出発までに不具合箇所の処置を行うべく、気温10度以下に冷え込んだハイルのメカニックたちは早速作業に取り掛かった。

徹夜の整備作業を進めるメカニックたち
ビバークのテントで車両整備の打ち合わせを行なう日野チームスガワラ

 3日に予定されていたアル・アルタウィヤへの行程は、当地で降った大量の雨でビバークが水没したためにキャンセル。SS終了後は次のビバークであるアル・カイシュマに向かうことになった。

 これに伴いアル・アルタウィヤをサポート部隊不在のマラソンビバークとして実施予定だったハイル~アル・アルタウイヤ間のマラソン行程はキャンセルされた。

夜10時半ごろハイルに戻った菅原照仁

3日目、降雨でビバークが水没。行程も大幅変更に

 3日、ダカール2022はハイル~アル・カイシュマ間でステージ2の競技を行ない、ハイブリッド機構を搭載したHINO600シリーズを走らせる日野チームスガワラの菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組はトラック部門総合25位でゴール。3日までの累積順位を総合23位に高めた。

 この日は当初アル・アルタウィヤへ向かう予定だったが、先日の降雨でビバークが水没したため、急きょ4日に予定されていたアル・カイシュマに目的地を変更。併せてアル・アルタウィヤをアシスタンス不在の中間ビバークに据えて実施する予定だった3~4日の「マラソン行程」もキャンセルとなった。

 338.43kmのSS(競技区間)に変更はなく、アル・アルタウィヤ付近にあるゴール地点から新たに設定された270kmのリエゾン(移動区間)でアル・カイシュマに至る。

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