アタカマのロングSSで2号車が総合13位 1号車も着実に走行中
15日のアントファガスタへの行程で、到着の遅れていた日野チームスガワラの1号車菅原義正/羽村勝美組日野レンジャーは、午前0時46分にトラック部門SS総合44位・排気量10リットル未満クラス2位でビバークに到着した(順位は暫定。タイム差などは未発表)。日没後の走行中に何度かミスコースを喫したほかは車両、選手ともに問題なし。菅原義正は「砂丘はそれほど難しくありませんでした。何度も調整してもらったリアサスペンションも納得の行く仕上がりになってきたので明日が楽しみ」と好感触をアピールし、16日の競技にも元気に出発していった。
15日(前日)アントファガスタに元気に到着した菅原義正
この日の行程はアントファガスタ~エル・サルバドル。今大会最長605km(ニュートラルゾーンなし)の競技区間がアタカマ砂漠の中心部で行なわれた。前半には標高3000m超の高地へ上り下りする山岳路、後半には120kmに及ぶ砂漠~砂丘が設定された。2号車菅原照仁/杉浦博之組の日野レンジャーは大会の山場の一つである同SSに果敢にアタック。18番手スタートから最初のCP(チェックポイント)までに15位に浮上。さらに難易度の高い砂丘区間でポジションを上げてトラック部門総合13位・排気量10リットル未満クラス1位の好成績で無事エル・サルバドルに到着した。1号車も着実な走りを続けていることが確認されているが、スタート時間が遅かったこともあり、本稿を作成している午後9時半の時点では未着となっている。
17日はラ・セレナまでの間で最後の山場と目される350kmのSSが行なわれる。
菅原照仁/砂漠が120kmといっても砂丘は実質12kmほど。以前に何度も走っている場所なので、(それほど難しくない)状況は予め把握していました。それよりも序盤の山岳路など、距離の長さが厳しいステージになっていたと思います。明日17日はふたたびコピアポ周辺で競技が行なわれますが、砂丘は難しいはず。集中して臨みます。
杉浦博之/砂丘はそれほど難しくありませんでしたが、ナビゲーションは忙しく、複雑でした。トラブルでしょうか、何台も止まっているトラックをパスしてきました。
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