山場の1日目、アタカマの砂丘を快走 2号車がSS16位の高順位でゴール
15日、チリのイキケ~アントファガスタの間で631kmの競技が行なわれた。SSは途中に185kmのニュートラルゾーンを挟み、前半の231kmと後半の215kmで構成。前半の231kmには70kmに及ぶ砂丘があり、その後はハイスピードコースに。ところどころフェシュフェシュも現れ、走破する難易度とともに長く埃の酷い一日となった。
1号車:菅原義正/羽村勝美組
日野チームスガワラの日野レンジャーは、この難所で本来のポテンシャルを発揮。2号車菅原照仁/杉浦博之組は序盤の砂丘を手堅くクリアし、直後のCP(チェックポイント)1までに11番手まで浮上。その後加速力勝負のハイスピード区間で大型車のライバル勢に先行されたが総合16位・排気量10リットル未満クラス首位でフィニッシュした。
一方、1号車も前半部分を34位で終了。続いて後半部分を33位で走り始めたが、原稿を作成している午後9時40分の時点で終盤のCPを通過していない。トラブルなどの連絡はないため走行中と思われるが、ビバークへの到着は23時過ぎになりそうだ。
16日はエル・サルヴァドルまでの間にコピアポ周辺の砂丘を含む605kmのSSが予定されている。同区間は途中120kmにわたって続く砂丘など、今大会最大の難所と予想される。海岸沿いに設営されたアントファガスタのビバークで日野チームは全員が改めて気持ちを引き締め、粛々と準備作業を進めていた。
菅原照仁/本当に大変なのは明日のコピアポ周辺だと思います。そこを見据えて準備をしてきたので大丈夫。気持も余裕を持って臨みます。1号車が未着ですが、しっかり走っているはずなので大丈夫です。
杉浦博之/今日の砂丘は上手く抜けられました。そのあとのGPSポイントが拾えなくて戻ったりしましたが、まずまずでした。
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1号車:菅原義正/羽村勝美組
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