2号車はSS総合15位の好成績 1号車も丁寧に走り切る
15日はコルドバ北部の山間地を舞台に353㎞の競技が行なわれ、その後242㎞の移動区間でラ・リオハに到着した。競技区間(SS)は堅い路面で岩場もあり、標高2000m近くまでのアップダウンなど、スタックのリスクこそないものの相応の難易度だった。日野チームスガワラの2号車菅原照仁/杉浦博之組は、このSSをノートラブルで走り切ってトラック総合15位・排気量10リットル未満1位でゴール。この日までの累計順位は総合19位で、排気量10リットル未満クラスではすでにクラス首位のリードを堅実なものとしており、これから後半戦の山場に向けては総合順位の推移が注目される。
一方、14日のSSでオーバーヒート兆候のトラブルが再発した1号車は、日野メカニックによって徹底的な点検と対策が講じられた。この日は、様子を見ながらSSを総合54位・クラス9位で走りきって無事にゴール。累計順位を総合32位・クラス5位として気を吐いた。
この日トラック部門の競技スタートは4輪部門の後だったため、SS終了後242㎞の移動区間で至るラ・リオハのビバーク到着時間は遅く、午後9時半を過ぎても2台とも未着となっている。例年と同じサーキット場「アウトドローモ・デ・ラ・リオハ」に設けられたビバーク地では、いよいよ16日から突入する後半戦の難所に向けて日野メカニックたちが作業準備を整えて待機している。とりわけ1号車にはさらなる水温上昇対策が施される予定だ。
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