トルコンATならではの走り
搭載するエンジンは、米国・キャタピラー(CAT)製の9.3リッター直6ディーゼル「C9.3B型」。動力性能は、最高出力381PS・最大トルク175kgmと日本の車両総重量25トン大型カーゴと同程度だが、まったく違うのは積載条件で、前述のとおりNT500LDの最大積載量は50トンと、その約4倍にも及ぶ。そこで威力を発揮するのが『4440』だ。トルクコンバータによって、エンジン出力を最大2.42倍にまで増幅、文字通りトルクへ変換することにより、力強い発進性能と走行性能を確保している。
また、変速時においてもエンジンパワーの断接が不要というトルコンATの特質(パワーシフト)に加えて、アリソン独自の『コンティニュアス・パワー・テクノロジー』により、スムーズな変速制御を実現、快適な運行環境をもたらしている。なお、巡航速度は空車時50km/h、積載時40km/hという。
ちなみにアリソンATといえば、路線バスや消防車などでプッシュボタン式シフトセレクターが定着しているが、NT500LDでは、バンプレバー式シフトセレクター(いわゆるシフトレバー型)を採用する。これは、ドライバーがグローブや軍手を嵌めていても操作しやすいためである。予後診断機能によって、オイルレベルやオイルライフ、フィルターライフモニターなどの情報が表示できるのは、プッシュボタン式と同様だ。

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