アリソン、中・大型車向け電動アクスル「eGen Power」を発表

アリソン、中・大型車向け電動アクスル「eGen Power」を発表
アリソン・トランスミッション(米)は、米国現地時間の2020年10月6日、完全統合型新型ゼロエミッション電動アクスル「eGen Power」を発表した。
今回のeGen Powerシリーズは、フル電気駆動およびハイブリッド駆動ソリューション 「Allison eGen」 ポートフォリオの第二弾となる製品。同シリーズの最初の電動アクスルとして、定格総軸荷重(GAWR)10,500kgの 「eGen Power 100D」を発売する。
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eGen Power 100Dは、最もパワフルなシリーズの一つとなり、連続出力200 kWの電動モーターを2基搭載し、合計400kW、最大出力は合計550 kW(約747.79PS)に及ぶ。
同機は中央ハウジングに2段のトランスミッションを内蔵しており、モーター駆動で効率の落ちる高速走行時でも、ギアを切り替えることで高効率な走行性能を実現。これにより最高速度性能の向上や、航続距離の向上、バッテリーパックの小型化などのメリットをもたらす。
 
なお、10月6日に米国日野自動車はクラス4~8までのゼロ・エミッション車の開発ロードマップ「プロジェクトZ」を発表し、各パートナー企業と共同開発を行なう4台の電動トラック・燃料電池トラック(ショーモデル)を公開。このうちHexagon Purus社と製作したHNO XL7の電動トラクタには、アリソンのeGen Power 100Dが採用されている。
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写真左がアリソンの電動アクスルを搭載した「eGen Power 100D」を搭載した「HNO XL7」電動トラクタ

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