「ジャパントラックショー」のスピンオフイベント「ジャパントラックショーin富士スピードウェイ2025」が10月26日に開催された(主催/一般社団法人国際物流総合研究所)。
広大なレーシングコースを中心に展開される「観る、走る、楽しむ!!」がコンセプトの略称「ジャバトラin富士」も今年で第3回目。心配された天気も時おり小雨がパラつく程度で、人出も順調。さまざまなコンテンツが楽しめるトラック三昧の一日となった。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
多種多様なトラックがサーキットコースをパレード
まずは「ジャバトラin富士」の呼び物イベントの1つ、午前と午後の2回にわたって開かれるトラックパレードランをご紹介しよう。これは物流企業など各社のご自慢のトラックがレーシングコースを使ってパレード走行するというもの。
ライセンス不要で本格的な富士スピードウェイを走行するのは滅多にできない経験で、数十台におよぶトラックがパレードする様は圧巻である。観客の声援に応えてトラックもホーンを鳴らし、会場の盛り上がりも絶好調。まさにトラックの晴れ舞台の印象だ。
輸入トレーラなど大物も出品される開放的な展示エリア
いっぽう富士スピードウェイのAパドックでは、トラックおよび関連製品の展示エリアとして大型トラック/トレーラから部品・用品に至るまで、さまざまな製品が出品された。
トラックユーザー/ドライバーとおぼしき人たちが展示された商品の前で足を止め、出展者に説明を求める姿もそこかしこで見受けられた。
隔年で5月に「パシフィコ横浜」で開催される「ジャパントラックショー」は屋内展示だが、こちらは野外とあって開放感があふれている。輸入トレーラなどの大物も数多く登場し、見応えがある。
レッカーの実演や自衛隊コーナーも人気
Aパドックでは、熟練のプロによるレッカー作業のデモンストレーションも見られる。横転した大型トラックを引き起こすレッカー作業の実演に見入る来場者も多かった。
さらに近くの板妻駐屯地の自衛隊車両が居並ぶコーナーも人気だ。今年は高機動車の乗車体験ができ、親子連れが競って乗車していた。
さらに大型トラックとの綱引きやはしご車搭乗体験など、子ども達にも夢を与え大いに楽しんでもらおうというジャパントラックショーのコンセプトは健在だ。
新型トラックの試乗も多数
実際に新型トラックに試乗できるのも「ジャバトラin富士」の魅力の1つだ。
まずは4台のボルボFH2025年モデルが登場し、レーシングコースでの試乗に供試された。
また、スカニアSUPERや三菱ふそうスーパーグレートなど、フジトランスポートが所有する車両もレーシングコースで試乗でき、これも人気だった。フジトランスポートはさまざまな形で「ジャパトラin富士」を支える陰の立役者だ。
また、富士スピードウェイのマルチパーパスコースでは、日本トレクスのダブル連結トラックの体験試乗会が行なわれた。ダブル連結トラックの試乗会は去年に続き2回目となるが、ダブル連結トラックを身近に感じてもらう好企画といえるだろう。
そして、中古トラック流通大手のトラックオーコクによるFOTONのEVトラックの試乗も外周路で行なわれた。来年から本格的に販売を開始するそうで、FOTONといえば中国でもトップクラスの商用車メーカーにして、EVトラックでも最大手。
こんな注目すべき動きが見られるのも、トラックの祭典「ジャバトラin富士」の大きな魅力だろう。
【画像ギャラリー】体験型イベントが盛りだくさん!! ジャパントラックショーin富士スピードウェイ(11枚)画像ギャラリー 
    

















 
                                 
                                 
                                 
                                 
                         
                         
                         
                         
                         
             
                     
                     
                     
                     
             
             
             
             
            
コメント
コメントの使い方