新ブランドも発表! 中国市場で2つのオファー
この産業拠点は、当然ながらトレイトン・モジュラー・システム(TMS)を活用する。
スカニアは同社が所属するトレイトングループ(MANやフォルクスワーゲン商用車なども所属)としてモジュール化を進めている。TMSによるグループとしてのモジュール化は、製品ポートフォリオ全体の規模を効率的に拡大し、顧客ニーズや市場に合わせたカスタマイズとイノベーションを可能としている。
新拠点により中国独自の技術とアプリケーションをTMSに取り入れることで、現地だけでなくグローバルな競争力を強化する狙いがある。
そして、これに合わせてスカニアは中国市場で2つのブランドによるオファーを計画している。
一つ目はもちろんグローバルにラインナップする「SCANIA」で、これまでと変わらず世界最高水準の商用車製品を提供する。トラクタ系とリジッド系の両方において、厳しい要求に合わせたカスタマイズと幅広いサービスポートフォリオを備えている。
こうしたスカニアのグローバル製品ラインナップに加えて、競争の激しい中国の長距離および大量輸送セグメント向けとなる大型トラクタの新ブランドとして「ネクストイーラ(NEXT ERA)」が発表された。
スカニアの商用車製品の新たな時代を切り開くNEXT ERAは、中国市場向けに特別に開発され、現地のエコシステムに完全に統合される。トレイトンのモジュラーシステムとDNAを共有しつつ、大量輸送用途に向けて設計され、標準化された製品とサービスを備えるという。
NEXT ERAとTMSの組み合わせを通じて、独自の技術をまず中国で導入し、その後グローバルに展開することが可能になる。如皋での車両生産・納入は2025年中に開始し、NEXT ERAブランドの車両は2026年前半に発売される予定となっている。
【画像ギャラリー】スカニアの新グローバル拠点と「NEXT ERA」の大型トラクタ(8枚)画像ギャラリー









                                
                                
                                
                                
                        
                        
                        
                        
                        
            
                    
                    
                    
                    
            
            
            
            
            
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