内燃エンジンでも「持続可能性」
燃費効率の高さと軽量という特徴は、エンジンの「持続可能性」の論拠ではあるが、スーパー11ではさらに「HVO」と「FAME」のバイオ燃料にも対応した。HVO(水素化植物油)はディーゼルエンジンでそのまま燃焼可能としたリニューアブルディーゼル燃料、FAMEは対応するエンジンで燃焼可能ないわゆるバイオディーゼル燃料だ。
バイオ燃料は従来のインフラをそのまま活用しつつ排出量を削減できることがメリットで、導入コストが低いので、運行上の目標と持続可能性目標の両方に資するソリューションとして注目されている。
コンパクトで軽量なスーパー11エンジンは例えば次のような幅広い用途に適しているという。
・ダンプやバルク輸送
・タンクローリ
・ゴミ収集車と温度管理車
・軽量カサものなど一般貨物
・クレーン付きトラック、フックリフト、平ボディ
・消防車や災害救助支援車
「スーパー11エンジンは次世代のインテリジェントな輸送を体現しています。スカニアの技術力を結集し、運送事業者様が求める効率と適応性を兼ね備えています。地場から長距離まで、このエンジンは何マイルでも走り続けられるように設計されています」(ザルメリ氏)。
スーパー11エンジンは欧州では2025年6月から購入可能となる。
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