トラック新車販売が回復へ! コロナ禍前レベルには至らずも令和5年度は23%プラス

期待される正常化はいつ?

 2021年から2023年にかけての新車トラック市場は、コロナ禍(による半導体不足)と認証不正問題に伴って、トラックメーカー各社からの新車供給が滞る異常事態に陥った。その結果、フリートなどの大口トラックユーザーでは、保有車の代替計画や新規導入計画に大きな狂いが生じている。そのため需要者側では当面、車両調達の修正と、導入・代替計画の正常化を進めていくとみられる。

 しかし、ウクライナや中東での戦禍によるエネルギー資源と物価の高騰、さらに円安が続く為替相場といった状況が、国内の各産業と個人消費に少なからず影響を及ぼしているのも事実で、これが将来のトラック需要に連鎖する懸念もある。

 したがって、今後の新車需要には予断の許せないところもあるのだが、本来であれば堅調かつ大きな新車代替需要が存在しているはずで、新車需要がコロナ禍前のレベルまで挽回し、さらに弾みがつくことを期待したい。

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