ディーゼルエンジンを実用化したことなどで知られるドイツのMANトラック&バスは、2025年にも水素燃焼エンジンを搭載する大型トラック「hTGX」を市場投入すると発表した。バッテリーEVでは困難な特定の用途を補うもので、当初は200台を製造する。
水素を内燃機関で燃焼する水素エンジンは、燃焼によりNOx等の排ガスが発生するほか、わずかながらCO2も排出するが、欧州の新しいCO2排出規制では「ゼロ・エミッション」に分類され、BEVを補完しFCEVに繋がる新しい選択肢となった。
数十年に渡り水素駆動の研究を続けているMANは、水素エンジントラックを先行投入することで、水素インフラの整備にも弾みをつけたい考えだ。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/MAN Truck & Bus
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