ナビゲーションサイト・アプリの運営・開発を行なうナビタイムは、昨年2022年からラストワンマイル配送をサポートするナビアプリ「配達NAVITIME」を提供してきたが、ちょうど1周年の節目を迎えた12月7日、車高・車幅等を考慮した案内を追加する改良を行なった。
文/トラックマガジン「フルロード編集部」、写真・イラスト/フルロード編集部・ナビタイムジャパン
【画像ギャラリー】さらに利便性がアップ!! 宅配ドライバー専用ナビアプリ「配達NAVITIME」の機能をギャラリーでチェック(7枚)画像ギャラリー宅配トラックに対応した「配達NAVITIME」の概要
配達ナビタイムは、住宅地に加え都市部のビルやマンションなどの複雑な配達先も正確且つわかりやすく表示できる地図機能や、地点登録・リスト化管理機能、時間指定を考慮した最適な巡回ルート検索などが行なえるナビゲーションアプリ。
配達先を一軒一軒検索する手間を省くことで、多くの荷物を短時間で管理・配達できるラストワンマイル配送専用のサービスである。
宅配においては、軽貨物車だけでなく、小型トラックでも道が狭く複雑な住宅街などの生活道路を走行することが多く、生活道路には高さ制限や最大幅規制、最大積載量の通行止めが多く存在する。
これまではそうした道路の制限情報や配達車両の情報は加味せず案内を行なうサービスとなっていたが、今回の改良で準中型クラス(車両総重量7.5トン未満)の宅配トラックまで対応し、車両に合ったルート案内と地図表示で安全運転支援が可能となった。
その主な機能は、「運転する車の車高・車幅・重量制限や車種別通行止め規制を考慮したルート案内」「注意が必要な車高・車幅・重量制限や車両通行規制のある道路をアイコンで地図上に表示」「ナンバープレート入力もしくは車検証の読み取りによる車種情報登録」である。
その特徴は下記の通りだ。
■運転する車の車高・車幅・重量制限や車種別通行止め規制を考慮したルート案内
登録した車種情報をもとに、通れない道路を含まないルート検索・ナビゲーションが可能に。さらに、交通規制上は通行できるが車幅や高さに余裕のない場所では、「この先、高さ(道幅)にご注意ください」と音声とアイコンで注意喚起する。
■注意が必要な車高・車幅・重量制限や車両通行規制のある道路をアイコンで地図上に表示
登録した車種情報をもとに、ルート検索をしていない時でも、運転している車両にあった交通規制情報を地図上で表示。高さ制限・最大幅規制・重量規制のアイコンは、それぞれの規制の数字が記載され、一目で規制サイズがわかるようになっている。アイコンをタップすると規制の詳細が表示され、ストリートビューで実際の風景も確認できる。
また、現在走行中の道路上に進入禁止箇所がある場合に、地図上にアイコンを表示。進行方向を考慮してアイコンを表示するため、指定方向外進行禁止道路での誤進入を予防。時間帯による進入可否が切り替わる道路にも対応している。
■ナンバープレート入力もしくは車検証の読み取りによる車種情報登録
ナンバープレート情報の入力もしくは、スマートフォンのカメラで車検証の二次元バーコードを読み取るだけで、簡単に正確な車種情報(車両区分、車高、車幅、車両総重量、最大積載量など)を登録する機能。この車種情報をもとに、車両規制や車高・車幅・重量制限などを考慮したルート案内や地図表示が可能される。
なお、配達ナビタイムの料金(税込)は、アプリダウンロードは無料だが、利用には月額2300円(初月無料)または、年額22800円がかかる。
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