いよいよ協業が本格的にスタートするんですね。
新しい店舗の前にいすゞギガと新型エルフ、それにUDトラックスクオンが居並ぶ光景は感慨深いものがあります。
いすゞとUDトラックスの初の協業拠点設立のニュースです。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/UDトラックス、フルロード編集部
両社初の営業・アフターサービス協業拠点設立
いすゞ自動車とUDトラックスは、両社初となる営業・アフターサービス協業拠点を京都府綾部市にオープンし、2023年8月17日より営業を開始する。
この拠点は、いすゞグループの販売会社、いすゞ自動車近畿(以下「いすゞ近畿」)が運営する綾部営業所および綾部サービスセンターの移転と、UDトラックスの新たなカスタマーセンター設立を合わせて実施し、協業拠点の形で開設・運営するもの。
新たな協業拠点では、いすゞ・UDトラックス両ブランドのアフターサービスが受けられるなど、ユーザーの利便性向上を図る。
さらに、舞鶴若狭自動車道および京都縦貫自動車道の各ICに近く、移転前と比べて敷地を約2倍、建屋を約1.3倍にそれぞれ拡張。電気自動車(BEV)の充電器を備え、今後、BEVを選択するのニーズにも対応している。
このほか、太陽光パネルやLED照明、バイオ式工場排水処理装置を設置して環境面に配慮したほか、スポットエアコンを配備してメカニックの労働環境を改善する。
UDトラックスが2021年4月にいすゞグループに加わって以来、両社は各領域で協業を進め、今春には共同開発したトラクタを発表するなど、商品面でのラインアップの拡充も実現。今回、国内の営業・アフターサービスネットワークにおいても、両社の協業をさらに深化させ、協業拠点の設立を実現した。
日野・三菱ふそう連合を迎え撃つ準備着々?
現在、両社合わせて国内400拠点を超える商用車サービスネットワークを展開しており、今後、地域の実情を踏まえ、さまざまな形態での協業を進めていく計画である。
いすゞの池本哲也専務執行役員(営業部門 EVP)は、
「お客様の利便性向上を最優先に、いすゞおよびUDトラックスの車両を整備できる協業拠点をこれまで検討してきた。そのスタートとして、初めての協業拠点をオープンできたことは意義深い。今後、さらに全国で協業拠点を増やし、両社のシナジー創出を加速させていく」
と語った。
また、UDトラックスの丸山浩二社長(国内販売部門統括)は、
「UDトラックスとして、これまでカスタマーセンターのなかった京都府北部エリアに、いすゞとの協業拠点という形態で出店できたことを大変うれしく思う。今後もいすゞと力を合わせ、お客様の課題解決と稼働を力強くサポートしていく」
と語った。
さらにいすゞ近畿の前田和男社長は、
「お客様の多様なニーズにお応えし、最新鋭の設備を備えたサービスセンターをリニューアルオープンできたことを光栄に思う。より一層の利便性向上を図りながら、近畿エリアのお客様の稼働を支えていく」
と語っている。
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