日野自動車は、小型トラック「デュトロ」の積載量1.5トンクラスを一部改良し、2023年8月7日に発売した。同日発表/発売された兄弟車のトヨタ・ダイナ1トンクラスとともに、改良の内容を紹介する。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/日野自動車株式会社、トヨタ自動車株式会社
日野デュトロの改良内容は?
今回の改良では、バックカメラ・電子インナーミラーを全車標準装備するとともに、これまでの平ボデーに加えて、新たにアルミバン、テールゲートといった架装ラインナップを追加した。
エンジンはトヨタ自動車開発の1GD-FTV型ディーゼルエンジンを搭載しており、新しく導入された燃費試験方法であるJH25での燃費値のカタログ表記などにも対応している。
●主なスペックと価格
型式:2DG-GDY231M-TGMGC
標準仕様:標準幅キャブ、2WD、木製デッキ、超低床
エンジン:1GD-FTV(144PS)
トランスミッション:5速MT
東京地区希望小売価格:386万7380円(税込)
型式:2DG-GDY231M-TQTKC3
標準仕様:標準幅キャブ、2WD、トランテックス製アルミバン完成車、全低床
エンジン:1GD-FTV(144PS)
トランスミッション:6速AT
東京地区希望小売価格:480万6450円(税込)
トヨタ・ダイナの改良内容は?
トヨタ自動車は、ダイナの1トンクラスを一部改良し、全国のトヨタ車両販売店を通じて8月7日に発売した。
今回の改良では、カーゴ系に、後退時に目視しにくい後方の映像をミラー左側に表示し、後退操作をサポートするバックカメラ&バックモニター付きインナーミラー(日野デュトロのものと同じ)を全車標準装備。花粉フィルター付きマニュアルエアコンも全車標準装備となった。
価格は276万9000円〜456万8000円(いずれも税込)となっている。
また、TECS(メーカー完成特装車)では、ベース車と同様の改良を施すとともに、アルミバンのフロア材を竹集成材に変更した。写真のアルミバンの価格(型式:2DG-GDY231-VNABCG)は449万7000円だ。
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