UDトラックス、クオンに「UDアクティブステアリング」を搭載

UDトラックス、クオンに「UDアクティブステアリング」を搭載
ドライバーの疲労軽減と安全に寄与する最新の電子制御ステアリング
UDトラックスは、 ドライバーの運転環境を改善することを目的に、大型トラック「クオン」に、 快適で安定した ステアリング感覚を実現する「UDアクティブステアリング」機能を搭載し、7月1日より販売を開始した。
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今のところ「UDアクティブステアリング」は、8×4のCGおよびトラクタのGKにオプション設定されている
クオンの一部車種にオプション設定された「UD アクティブステアリング」は、 従来の油圧式ステアリングギアの上部に新たに搭載した電気モーターによる支援機能で、電気モーターに付随する電子制御ユニット(ECU)が、1秒間に約2000回の頻度でさまざまなセンサーから運転環境を感知。走行方向とドライバーの意図を判断し、あらゆる走行条件下において、ドライバーの運転操作をアクティブにサポートするもの。後退・右左折・旋回などの低速走行時には取り回しが軽く、速度が上がるにつれてステアリングの安定感が増していく。また 積み荷や路面状況、横風などにも左右されない安定したステアリングを実現し、ドライバーの疲労軽減と安全に寄与する。
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従来の油圧パワーステアリングギア上部に新たに搭載した電気モーターがステアリングを支援。電気モーターに搭載した電子制御ユニット(ECU)が1秒間に約2000回の頻度でさまざまなセンサーから運転環境を感知し、走行方向とドライバーの意図を判断。このシステム制御によってステアリングの重さに適切なトルクを付加するので、速度や積み荷、路面状況などに左右されない安定したステアリング感覚を実現する。ちなみに「UDアクティブステアリング」は、すでにボルボトラックが採用している「ボルボダイナミックステアリング」を日本の使用環境に合わせてチューニングしたものだ
「UD アクティブステアリング 」の主な特徴は、
①低速走行時の軽いステアリング=重量物輸送時でも軽い力で操舵でき、疲労を大きく軽減。
②高速走行時の直進安定性=スピードに応じて、ステアリングを適度な重さになるよう制御することで、直進走行時にドライバーの緊張感を軽減。
③不整路走行時の路面状況の影響軽減=路面の凹凸から受ける影響を自動補正し、振動や意図しないステアリングの動きを軽減。
④横風発生時の走行補正=横風の影響によるタイヤの微細な動きを素早く感知し、自動補正で直進走行をサポート。
⑤後退・右左折時の自然なハンドル戻り=後退時や交差点の旋回時にステアリングは自動でニュートラル位置に戻る。
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路面の凸凹を自動補正し、振動や意図しないステアリングの動きを軽減する
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高速走行時、適度な重さになるようステアリングを制御することにより、直進時の緊張感を軽減する
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後退時に自然なハンドル戻りを実現する。特にトレーラでのバックの際に重宝する機能だ
……の5つの項目があげられる。
UDトラックスは今回、電子制御によるステアリングでどれだけ疲労軽減を図れるかについて、独自の実証実験を行なった。実験では、脳波計測器を使い、運転時のストレスや運転に必要な集中力を調査。また、筋電計を使って運転時の筋活動量を「UDアクティブステアリング」搭載・非搭載車で比較した。
その結果、搭載車のほうが運転時のストレスが低く、また過度な集中力を必要とせずに操作できることがわかった。さらに搭載車では、腕の力をより楽にして操作が行なえ、特に駐車時や路面の凹凸が激しい道路を走行する場合は、筋力を使わずにハンドル操作ができることもわかった。
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脳波測定器や筋電計を使用してドライバーの疲労度をチェックした
ちなみにUDトラックスが6月に物流企業の経営者とドライバー計400名を対象に実施した意識調査では、 経営者の7割以上が「ドライバー不足」を実感しており、解決策として、労働時間の最適化や給与改善に次いで、「若年層ドライバーの採用強化」と「健康管理」をあげていた。またドライバーの大半が性能の良い疲れにくいトラックの導入を希望しており、 特に20~30代の若手ドライバーは全員が導入を希望していることがわかった。
このためUDトラックスでは、トラックの「走る・曲がる・止まる」という基本動作を、すでに採用している電子制御式トランスミッションのESCOT やディスクブレーキとともに、今回の「UDアクティブステアリング」によって、 走行性をこれまでよりさらに高いレベルに引き上げ、ドライバーの運転環境を大幅に向上し、疲労軽減と安全性に寄与したいとしている。

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