CACC、LKAを用いた世界初の後続有人トラック隊列走行の公道実証がスタート
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経済産業省と国土交通省による、CACC(コーペラティブ・アダプティブ・クルーズ・コントロール/協調型車間距離維持支援システム)とLKA(レーン・キープ・アシスト/車線維持支援システム)を用いたトラック隊列走行の後続車有人システムの公道実証が、昨日12月4日より新東名高速道路の浜松サービスエリアから遠州森町パーキングエリア間で開始された。期間は12月14日までの10日間。
昨日から新東名でスタートした「CACC、LKAを用いたトラック隊列走行の後続車有人システムの公道実証」の様子
両省では、「未来投資戦略2018」に基づき、移動革命の実現に向けた主な取り組みの一つである高速道路でのトラック隊列走行について、早ければ2022年の商業化に向けて、2020年に高速道路(新東名)での後続車無人での隊列走行を実現することを目指している。また、後続車無人システムの開発に資することを踏まえ、2021年に後続車有人システムの商業化を実現するため、昨年度に引き続き後続車有人システムの公道実証を実施する。
昨年度より、世界初となる国内メーカー4社が開発したトラックによるCACCを用いた高速道路における後続車有人システムの実証実験を開始した(高速道路で複数のトラックメーカーが共同開発したCACCを用い、異なるトラックメーカーが製造したトラックで後続有人隊列走行を行なうのは世界初)。
今般、走行距離の拡大と高低差、トンネル等の多様な道路環境での技術検証を行なうため11月6日から上信越自動車道の藤岡ジャンクションから更埴ジャンクション間において、後続車有人システムの実証実験を実施。12月4日からは、新東名高速の浜松サービスエリアから遠州森町パーキングエリア間において、CACCに加え、新たな技術としてLKAを用いた世界初の後続車有人システムの実証実験を行なう。
実証実験では、トラック隊列が周辺走行車両の乗員からどのように認識されるか(被視認性、印象等)、トラック隊列が周辺走行車両の挙動(追い越し等)に及ぼす影響等も確認する。
今回の公道実証に用いられる国内メーカー4社のトラック
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