清涼飲料水やアルコール飲料を運搬・配送するボトルカーは、さまざまな場所で頻繁に見かける身近な特装車。ドライバーが飲料ケースを降ろしたり、空きボトルが入った袋を積み込む姿から機能はわかりやすい
多種多様なバリエーション展開がボトルカーの持ち味。写真は7室ボトルカー。架装ベースはワイド長尺シャシーで、前1室は片開き式ドア、中央6室は3枚の引き違い式ドアをもつ。後部は廃容器専用だ
5室ボトルカー。標準幅標準尺のEVシャシーをベースとする。片側3枚の引き違い式ドアで荷室にアクセスする。廃カップも備える。ちなみにボトルカーは比較的EVトラックの普及が進んでいる特装車の1つである
5室ボトルカー。標準幅標準尺のディーゼル車がベース。片側2枚の引き違い式ドアでメイン4室、後ろの1室にはリア観音ドアからアクセスする
寒冷地用ボトルカー。断熱ボディ内部にケース棚を設けたもので、見た目はバン型車に近い
酒類配送車。温度変化させたくない商品を運ぶため、ルーフ部を断熱構造としている
飲料ケースを積み込む荷室は、前後左右を仕切り板でいくつかの部屋に分けたもの。部屋数や棚の配置などは使用するユーザーによって違ってくる
V字型フロア。アルミ板を曲げ加工したもので、板厚や角度はユーザーによって異なるという
後部荷室。缶ケースや、補充数量が少ない商品を積載するため、小分けの棚を備える
廃カップ。回収した廃容器を収容するカゴで、一部ユーザーは写真のようなネットカバーを取り付けている
カート&専用ラック。飲料ケースを運搬するためのカート。荷台前壁の専用ラックに固定される
台車収納。飲料ケースを運ぶための台車を収納するためのもの。荷台後部の床下部に備わる
超音波センサー。リアの上部と下部に装着。周囲の人や物、あるいは軒先に近づいたら警告する
今回取材した須河車体のボトルカー。架装ベースはマツダ・タイタンのワイドキャブ・ロングボディ・フルフラットローだ