古河ユニックの新型フラットタイプ車載車「ユニックキャリアNeoA(ネオエース)」UC-02E型(写真:古河ユニック・加工:フルロード編集部)
NeoA/UC-02E型では最小の荷台傾斜角が約0.8度となり、従来型(Neoα+/UC-01NEXRS型)の約1.4度よりさらに緩和されている
NeoA/UC-02E型の作業全長。「作業全長」とは車両積載が行なえる状態でのシャシー前端と荷台後端の総全長を示す。0.4度時では従来型より+135mmと少し長くなるが、9.6度時では▲995mmもの短縮を実現している
リヤゲート兼用道板。車載専用車で装備が義務付けられているリヤゲートは、道板(歩み板)を兼ねることがほとんど。NeoA/UC-02E型ではシンプルなストレート・グレーチング式ながら道板傾斜角4.3度を達成し、低車高車でも良好な乗り込み性を得ている
新採用の足踏み式リヤゲート連動ロック機構。従来はハンドレバー操作式で身体を屈める必要があった
新採用の足踏み式リヤゲート連動ロック機構
リヤゲート格納時に固定するメカニズムも新規開発で、強い力で車体側に固定することで、ガタつきを抑え込めるようになっている
新デザインの鳥居には、全高を抑えた低型鳥居も設定。立体駐車場など天井の低い作業現場で、荷台傾斜時に鳥居の接触リスクが抑えられるオプションだ
マクラーレンGTを積載したNeoA/UC-02E型の搬送イメージ。フラット型車載車は高級輸入車の搬送業務で好まれており、スライド1台積み車載車としてもハイエンドクラスである(写真:古河ユニック・加工:フルロード編集部)
UC-02EG型NeoAが装備するリアステー(支持脚)。積載時の安定性がより高められる機能がある。UC-02EGでは荷台スライドと連動して展開・接地するしくみを採用。スライド車載車では一般的な装備だが、フラット型では装備・非装備で展開が分かれており、NeoAはどちらも用意したといえる
タイヤラッシング装置のイメージ。もちろん実際には積載したクルマに対して用いる。ユニックキャリアシリーズでは従来からオプション設定していたアイテムだ
タイヤラッシング収納スペース。固縛ベルトのフックを掛けるための金具(使用時は荷台フロアに設置する)を、鳥居下部の取り出しやすい位置に収納可能とするオプション装備である
雪付着防止カバー。降雪時にタイヤが巻き上げる雪を、荷台接地ローラーやリアコンビランプ、リアバンパーなどに付着させないための樹脂製フラップを設定