背の低いアコーディオン幌が特徴的なVカット床平ボディのリアビュー
線材コイル運搬に役立つVカット床は高張力鋼板製。名古屋ボデーが専用設計した横根太を採用することで荷台前方もしっかりVカットとなっている
名古屋ボデーが専用設計した横根太は独特なU字型の形状が特徴。これによりVカット床が床下のトランスミッションなどに干渉するのを防いでいる
Vカット床を使わない線材コイル以外の積み荷を運ぶ際に使う「埋め戻し材」は発泡材をベニヤ板で囲ったものに、最強塗料「LINE-X」を塗ったもの。まだテスト中だがかなり軽く、そして強いという
Vカット部以外の床は通常のアピトン材だ
シートがけの負担軽減に寄与するアコーディオン幌はマルタアマゾンが提示した絶対条件の1つ。骨組みは四国装備製だが幌は名古屋ボデーのオリジナルだ
鳥居ショルダー部は幌を包み込む構造を採用。走行中の雨水の侵入をシャットアウトする
幌の天井部が明るいトーンなのは日中の採光性を高めるため。現場のドライバーからは「明るくてみやすい」と好評だ
サイドアオリの黒い物体はマグネット。・反対側の幌の内側にも同様のものが仕込んであり、幌をワンタッチで固定することができる。いまはまだテスト中だ
リアはロールカーテンになっており紐を引っ張るだけで開閉可能。ただまだテスト中だ
鳥居中央部のくぼみに入っているのは荷台用カメラ。運行中の内部の様子を録画する
バックアイカメラは東海クラリオン製の「iBOX」を採用。後退中に人を検知すると警告表示と警報でドライバーに注意をうながす
クオンのショートキャブ車はフルキャブ車にくらべて荷台長を300〜400mm伸ばすことが可能。軽量コンパクトな8Lエンジンは軽量化にも寄与する
ショートキャブの採用で目標の最大積載量13000kgはクリアしているが、燃料タンクの小型化や艤装品の軽量化により13700kgを確保する