ステアリング制御は大型車の先進安全装備として次に実用化が進むと予想される分野。VDS/UDASは独自のアプローチとして注目だ
タイヤの前方に見える黒いユニットがボールナット式の油圧パワーステアリングギアボックスで、その上に見えるシルバーのケースがモーターを内蔵したUDASのコントロールユニット
エンジンは390PSと178.5kgmを発揮するGH11TB型。10836ccの排気量は余裕ある出力仕様でトルクカーブも穏やか。25tカーゴにはちょうどよい
単車系でUDASを選択できるのは最量販モデルの4軸低床CG系のWB7520mm車のみ。試乗車は完成車パーフェクトQUONだ
2017年の全面変更で一新されたインパネ。UDASのスイッチは存在せず、パーキングブレーキを解除すると作動する
12段AMT「ESCOT-VI」はボルボの「I-シフト」そのもので、シフトセレクターも12年型のFHと共通。手動の増減段変速操作はレバー右側のシーソースイッチで行なう
最新のクオンは保安基準の改正に合わせて前照灯の自動点灯機能を装備。ライトスイッチはオート位置の追加とともにオフ位置が廃された
自動点灯機能の装備に伴い、前面ガラス中央下部には照度センサーが装着された
オプション装備のベルトインシート。シートバックの右上ショルダー部にシートベルト取り出し口を備えたイスリングハウゼン社製の高機能シートである
高機能シートは多彩な調整機能を備えているのが特徴。台座の側面と前面にはさまざまなレバーやボタンが並ぶ
手を離すと自動的に中立位置に戻るセルフセンタリング機能は低速誘導時、とりわけセミトラクタの向きを大きく振る必要があるトレーラ後退時などにとても便利だ
発進〜低速域の軽い操舵力は車速の上昇に沿って重くなる。時速50〜60kmでは非装着車と同等になり、さらに高速道路を走る場合は若干だが重さも感じる
印象的なのは安定感の高さで、あて舵をほとんど必要としない。路面の起伏による接地感の変化など、路面の感覚は適度に伝わるので制御による不安感はまったくない
UDAS搭載車には車線逸脱抑制機能(LDP)がセットで備わる。車線逸脱警報(LDWS)の強化版で、車速60km/h以上で意図せず車線から逸脱するとシステムが操舵介入し、車線内への復帰を支援する