トラックをはじめとする「働くクルマ」は、暮らしや社会を支える「縁の下の力持ち」だが、人間を拒むような極限の地にも人々の営みがあり、それを支える「縁の下の力持ち」がいる。
日本を遠く離れた極寒の地・南極大陸。そこで60年以上継続して観測を続けているのが日本の南極地域観測隊だ。
1910年~1912年の白瀬中尉による南極探検を皮切りに、日本の本格的な南極観測は1956年から開始された。彼らの業務や暮らしをサポートしているのが雪上車やトラックなどの車両群だ。
日本の南極観測を支える車両と人々……。その実際を国立極地研究所南極観測センター設備支援チーム(取材当時)の石﨑教夫氏に聞いた。
文/フルロード編集部 写真・資料提供/フルロード編集部・国立極地研究所
*2017年9月発行「フルロード」第26号より