世界のクリスマストラック
日本では、過去にアメリカのクラス6あたりの中型トラック単車をベースとしたクリスマストラック(海外ツアー車を日本で運行?)がツアーを実施したこともあったようですが、基本的には国産車ベースのクリスマストラックが用いられているようです。編集部がちょうど10年前の2012年に、横浜で遭遇したクリスマストラックも国産の小型トラック、いわゆる2トン車でした。今年はどんなクルマが起用されるでしょうか。
再び海外に目を向けると、例えばドイツではしっかり米国製のクラス8コンベンショナルを使ったセミトレーラ連結車でクリスマストラックツアーが行なわれています。牽引される2軸セミトレーラはさすがに欧州製のようですが、やはりテレビCMからアメリカン・ビッグリグこそクリスマストラック!…というイメージが強いのでしょうね。
フィンランドでも、クリスマストラックツアーが開催されていて、2018年にはサンタクロースの故郷・ロバニエミを訪問したそうです。使用されている車両は、米国製クラス8コンベンショナルや欧州製大型ボンネット車をセミトラクタとしたセミトレーラ連結車(やはりトレーラは欧州製)で、ご当地のコカ・コーラ社によると、1978年製のケンワースVW900A・クラス8コンベンショナルも使われているそうです。
ただ、海外の右ハンドルの国では、さすがにそのままというわけにはいかないようで、イギリスでは欧州メーカー製大型ボンネット車の右ハンドル仕様をセミトラクタとして起用し、「劇中車ぽいスタイル」を再現しようとしています。オーストラリアでは、日欧米のトラックが買えますが、当然、米国メーカー製ボンネット車が選ばれています。
いっぽう、トラックメーカーとのコラボレーションによる「EVクリスマストラック」も出てきました。
昨21年、コカ・コーラのクリスマストラック史上初となるEVトラックによるツアーが、イタリアで実施されました。この時は欧州製の中型EVトラックが使用されています。また、つい先ごろとなる22年11月下旬には、スイスで欧州メーカー製の大型4×2EV冷凍車がクリスマストラックとして発表され、同国内でのツアーが予定されています。
クリスマストラックも少しずつ時代の流れに合わせて変わっていくのかもしれませんね。
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