都道府県別の準中型〜大型免許保有者数ランキング
準中型〜大型免許の保有者数を都道府県別で見てみよう。
まず、準中型がダントツで多いのは東京の145万人、次いで神奈川の83万人、3位は大阪の79万人、4位は愛知の75万人、5位は埼玉の66万人。
中型のトップは東京の556万人で神奈川が404万人で続き、3位が愛知の367万人、4位が大阪の353万人、5位が埼玉の338万人と、だいたい準中型・中型とともに似たような結果だ。
前述のように8t限定や5t限定の普通免許が含まれるため、概ね人口比率に比例したといえるが、都市型配送の需要にマッチした結果でもあるだろう。
いっぽう、大型免許の保有者が一番多いのは北海道の25万人、次いで愛知の22万人、3位は埼玉の20万人、4位は千葉の18万人、5位は東京の17.6万人(僅差で神奈川は17.2万人で6位)となった。
広大な土地を有し一次産業の農林水産物の輸送が大半を占める北海道に大型免許保有者が多いのは、いわれてみれば納得の結果。また大型物流拠点や東西の中継拠点が多いエリアに保有者が多いのも特徴的である。
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今年5月には免許制度の改正が行なわれ、普通免許を保有して1年、最短で19歳から中型・大型免許の取得が可能になった(これまでは最短で中型が20歳、大型が21歳から)。
たった1年の運転歴で大型トラック等を運転して大丈夫かと心配の部分もあるが、ドライバー不足、若手不足が深刻化するトラック運送業界には吉報といえるかもしれない。
全日本トラック協会の調査によると令和3年の大型(単車)トラックドライバーの平均給料は41万500円(特積・一般業種合計)。若年層の20〜29歳平均でも37万7800円となっている。若者にとって大型トラックで稼げる給料は魅力的なハズだが、果たしてどうなるか。
この19〜20歳の大型免許取得者の数値が反映される、来春に発表予定の令和4年版「運転免許統計」にも注目したい。
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コメント
コメントの使い方準中型持っている事が素晴らしい。中型(車輌総重量8トン限定)とは別の世代という事ですよね。志しがあるのは良いことです。