モギリのオジさんはルイジ・コラーニ本人だった!!
そうなのである、「ルイジ・コラーニ展」のモギリのオジさんは、何とルイジ・コラーニ本人だったのである。確か80歳近いはずだが、葉巻なんぞくわえて、なかなかダンディである。
憧れのデザイナーにこんなところでこんなにも簡単に出会うことになるなんて、信じられない経験である。「写真を撮ってもいいですか?」と尋ねると、「おう、いいよ、でも高いぞ」なんて冗談を言う。
けっこう気さくな人なのである。しかも、ルイジ・コラーニ展の土産物のグッズも彼が売っているので、モギリ兼店番のオジさんなのである。
その「ルイジ・コラーニ展」は、何と表現したらいいだろう、レトロな未来を見るような、形容矛盾だが懐かしくも新鮮なモダニズムを感じさせるものだった。
「自然は最高のデザイナーである」という彼の言葉が示すように、そこには不変のデザインのエッセンスも感じられ、やはり偉大なデザイナーであることは間違いないと思ったものである。
そのルイジ・コラーニは2019年9月に死去し、ここカールスルーエで眠っているという。
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