「ビルダーの一台」は本所ボディがつくった30年ぶりの新作「ウイスキー樽運搬車」
今号の「ビルダーの一台」は、栃木県足利市のボディメーカー・本所自動車工業がつくった「ウイスキー樽運搬車」を取り上げました。熟成させるウイスキーが入った樽を貯蔵庫から出し入れする構内専用車で、ベース車両は三菱ふそうファイターFQ系3軸6×4シャシー(GVW20t級)。荷台に工場と同じ幅のレールを搭載。アウトリガーで車両を傾けて、レールの上で樽を転がして積み降ろしを行なうそうです。30年前に製作した先代は、前2本のアウトリガーを備えた幌車で、機器の不具合や耐久性に問題を抱えていたそうで、昨今のハイボールブームでウイスキー生産量が増えていることも後押しし、代替車両の製作を決断したんだとか。なかなか味わいの深い逸品です。
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