ひと足お先に「内覧会」で「いすゞプラザ」を体感してきました!
いすゞ自動車の創立80周年記念事業の一環として藤沢工場の隣接地に建設中だった「いすゞプラザ」がこのほど竣工。一昨日は、4月11日の開館を前に内覧会が行なわれたので、ひと足お先に見学に行ってきました。
いすゞプラザは、V字柱に支えられた白く大きな横基調のシックな外観が印象的な3階建て・広さ5630㎡の建物で、建物の前にはランドマーク的にギガトラクタが展示されています。
V字柱に白い外壁が特徴的ないすゞプラザ
ランドマーク的存在のギガトラクタとシンボルツリーの桜の大木。4月11日のオープン時には、たぶん満開でしょう
設立の目的としては、「いすゞプラザでは、商用車の役割や運ぶを支えるいすゞのくるまづくりと稼働サポート、いすゞの歴史などを紹介し、よりいすゞを身近に感じていただける施設を目指します。また、ものづくり教室や施設のガイドツアーなどを開催し、地域の皆様をつなぐコミュニティとしても役割をはたして参ります」と規定しています。また基本方針として、「いすゞの世界観」「体験から共感へ」「地域共生」を掲げており、ミュージアムエリアとともにコミュニティエリアが設けられていることも特徴になっています。
ミュージアムエリアでは、ウーズレーCP型1.5t積トラックをはじめ、TX80、初代エルフ、ベレル、117クーペなど歴代の名車やディーゼルエンジンなどが展示され、さらに「いすゞの今を感じよう!」のコーナーでは最新のトラックやバスに乗り込んだり触ったりできるよう趣向を凝らしています。
1924年に完成した、いすゞのトラックづくりの原点、ウーズレ―CP型
1946年11月より製造を開始したTX80。戦後の復興を支えた名車ですね
1959年に登場したエルフの初代モデル。いすゞ社内でレストアされて自走できる状態で保存されていました
1962年から1967年まで製造されたいすゞベレル。クラウンやセドリック、グロリアがライバルでした
年輩の来館者が「ヒィーヒィー!」いって喜ぶハズのいすゞ117クーペ。ジウジアーロの造形が際立つ丸目のオリジナルモデルです
「いすゞの今を感じよう!」のコーナーでは最新のトラックやバスに「さわって」「乗って」体験することができます
主に陸上自衛隊で使用されるSKW。東日本大震災の救援に大活躍した車両で、こんなレアな車両も「体験」できるのです
中でも圧巻は、「運ぶ」を支えるを見よう! と題したトラックやバスが走る日本最大級のジオラマで、1日24時間の動きを15分ほどに縮め、街や高速道路、工場地帯、山間部で活躍するトラックやバスをミニチュアで再現。精巧につくられたギガやフォワード、エルフ、エルガやガーラなどが走る様は見ていて時間を忘れるほどで、これはいすゞプラザの目玉になりそう。ちなみに最後は、いすゞのSUVがなぜかUFОに吸い上げられてさらわれるといった愛嬌たっぷりの演出もあるのでお見逃しなく。
40台を超えるクルマたちがジオラマの世界を走り回る、他に類を見ないいすゞミニチュアワールド
赤信号で停止したり、車線変更でウインカーを出したり、非常に手が込んでいて、これは楽しめます
渋滞にハマった新型ギガ。このほか「エッ!?」と思うようなクルマも走っているので、ぜひ見つけてください
なぜかUFОにさらわれるいすゞのSUV。Muかな?ヴィークロスかな? と考えていたらパッ!と姿を消しました
また、2階の「いすゞのくるまづくり」のコーナーも、楽しんで学ぶことができるので、小学生はもとより大人でも十分堪能できるはず。「開発」「生産ライン」をテーマにした「トラックが出来るまでを知ろう!」は、非常にわかりやすいとともに、双方向型の仕掛けが随所にあり、半日くらいあっという間に過ぎてしまいそう。
いすゞのくるまづくりのコーナーに展示されていた新型ギガとおぼしきトラックの1/5のクレイ&樹脂モデル
トラックは荷台を変えることでいろいろな物を運べることを体験できます
シートやドア、ダッシュボード、ライトなどの部品を組み付ける艤装工程の流れをわかりやすく教えてくれます
こちらはプレス工程の流れ。鋼板を切断し、プレス機で圧力をかけて立体的な部品をつくる工程です
実際の20分の1のリアルなミニチュア模型で藤沢工場の車両組立ラインを忠実に再現しています
いすゞプラザは、前述のとおり4月11日の開館。月曜から金曜日までは完全予約制で9:00~17:00(受付16:00まで)。土曜日・祝日は自由見学日で10:00~17:00(受付16:00まで)。日曜日やGW、夏季休暇、年末年始は休館日などでご注意を。入館料は無料。駐車場もあるけれど、湘南台駅からのシャトルバス利用が便利です。なお、他では手に入らないいすゞプラザのオリジナルグッズを販売しているプラザショップ、さらに隣接するプラザアネックスには「さくらカフェ」もあるので、どうぞご利用を、とのこと。
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