チョットだけよ~! ダメよ~ダメダメ! 最新「フルロード」第14号・ダメ見せ!第2報
/
コラム
私はこうしてタイヤマンになりました タイヤ屋「素顔の自叙伝」
「タイヤレスキューの新現場報告」を連載している二代目タイヤ屋ことハマダさんは、いかにしてタイヤマンになったのか? ま、正直言って、ほとんどの人が関心ないと思います。ごく普通の、やや落ちこぼれ気味の地方の高校生だった彼は、特に一念発起することもなく、ただ時の流れに身をゆだね、流れ流れてタイヤ屋になったのでした。そこには胸を打つドラマもありません。含蓄のあるエピソードもありません。流れ着いた地でごく普通に家庭を持ちます。それは川の流れに身をまかせ、岸辺に根を張り、葉を伸ばす葦のよう……。しかし、人間は考える葦であります。葦のように弱く、少しの風にもしなってしまいますが、そこには流れに身をゆだねる柔軟性があります。そして何よりも、考え、学ぶ力があるのです。ハマダさんは、少しずつ現場で経験を重ね、タイヤレスキューに関する知恵と技を学んで行きます。そして今や、あの落ちこぼれ気味の高校生は、ブリヂストンの「技能オリンピック千葉地区選抜大会」で堂々の第2位を獲得するほどのタイヤ職人になっていたのです。今回のタイヤ屋「素顔の自叙伝」は、まるで小津安二郎の映画のように、淡々と日常を描きながら、人生の味わい深さを感じさせてくれる佳品であります。というのはかなり言い過ぎですが、トラックの足回りの要であるタイヤメンテは、こんな男にこそ任せたいと誰しもが思うことでしょう(これも言い過ぎ?)。
コメント
コメントの使い方